第34話 ページ37
「彼方。そろそろ離れてくれるか？ちょっとばかし恥ずかしくなってきた」
彼方「仕方ないなー」
そう言って腕から離れてくれた彼方だった
安堵のため息を吐き歩きだす。
彼方「とおー！」
「っわ！」
後ろから声がするのと同時に、彼方が背中に飛びついてきた。
うーん。さっきと何も変わってない
腕から背中に心地いい感触が変わっただけだ。
彼方「あー。気持ちいい。寝ちゃいそうだよー」
と言いながらも背中で眠る彼方
これは何を言ってもどいてくれる気配はないか
仕方ないからこのまま部室まで行くしか…。
彼方「すぴーzzz」
本気で寝てやがる
「はぁー。なんか部室まで長かったような…」
やっと、部室前まで到着した俺は
彼方を背負ったまま部室のドアを開けて…
「失礼しまーす。今日はお世話になりまーす」
挨拶をすると中には、歩夢と愛にかすみとしずくと璃奈とせつ菜とエマがもう既に待っていた。
果林は……モデルの仕事か？
かすみ「あ！せんぱーい！待ってまし……た？」
歩夢「あ、やっときた！待ってたんだ……よ？」
うん。わかってた気がする
多分、この後の言葉もわかる。
かすみは「彼方先輩ずるい！」で
歩夢は「彼方さんいいなぁ〜」だと思う
かすみ「か、彼方先輩ずるいです！」
愛「かなちゃんいいなぁー！愛さんもおんぶされたい！」
……。思わぬ伏兵が。
まさか、愛がそんな事言うとは思わなかった
とりあえず、かすみの大きな声で彼方がやっと起きた。
彼方「んー。よく寝たー！あれ？もう部室だったの？」
「そうだよ。とりあえず、着いたから起きて降りてもらっても良い？」
彼方「もうちょっとこの感覚を味わいたかったけど、彼方ちゃん怒られたくないから降りるねー」
よいしょと彼方が俺の背中から降りる
…正直俺ももう少しだけ。ってコレは流石にな、俺が誰かに刺されてしまいそうだ
エマ「A君久しぶりだねぇー」
「久しぶりだなエマ」
エマ「今日はよろしくね！」
あー、癒される
エマの声は落ち着くな。
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ドラ丸(プロフ) - ロッキーさん» コメントありがとうございます！たしかに今の娯楽はそういったものばかりしかないですよね。笑 更新が遅くなったりしますが引き続きよろしくお願い致します。 (2020年4月16日 0時) (
レス) id: ea785ab1af (このIDを非表示/違反報告)
ロッキー - いやあ、面白くて一気に読んでしまいました！なんせ今の娯楽がネット小説読み漁るくらいしか無くて 笑 続き楽しみに待ってます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ecc529164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラ丸 | 作成日時：2020年1月13日 2時
