第27話 ページ30
せつ菜「すみません…。家まで送っていただいて」
あの後、俺は少し気まずい状態だったが
無事せつ菜を家まで送り届けた
「大丈夫だぞ。怪我の方は病院でちゃんと見てもらって無理しない程度にな？」
せつ菜「ありがとうございます」
せつ菜がそう言って玄関のドアを開け中に入っていった。
「さて、俺たちも帰ろうか？かすみ達も全員家まで送るよ？」
かすみ、璃奈、しずくの順でみんなを家まで(しずくは遠かったので駅まで)送り、歩夢との帰り道…
「今日は色々あったな。まぁ、楽しかったけど」
歩夢「そう…だね」
「どうした？元気ないけど」
歩夢「貴方はさ、せつ菜ちゃんの言った事ってどう思ったる？」
「せつ菜の？あれって…」
俺がその後の言葉を言おうとした時に
すかさず歩夢は
歩夢「あれは、"告白"だよ。せつ菜ちゃん、貴方の事が好きなんだと思う。それも恋愛的な方で」
やっぱり間違いではないのか
あれはそう意味での言葉だったんだな。
じゃあ、あの後に続く言葉としては…。
"付き合って"って事なのかな
歩夢「私は貴方が出した答えならちゃんと受け止める。だから、私の言葉も聞いてもらえるかな？」
この後の展開が少し予想がつくあたり
歩夢が俺に対していつもどういう感情だったのかがわかっている事なんだと思う
「あ、ああ。聞くよ」
深呼吸を大きくした歩夢はいつにも増して決意を固めた表情で…
歩夢「私、上原歩夢は来栖A君の事が好きです。昔からずっと好きです。誰よりも人に優しくて、みんなに人気で、私にはもったいないくらい素敵な人だけど、私はそんな貴方が大好きです。だから、私と…」
そこまで言って歩夢は最後の言葉を言わなかった
それは、俺も知ってる。
誰よりも優しく人を一番に思い合う子
自分なんかって否定的な事を言うけど、いざとなればコツコツと努力を欠かさない俺の大切な幼馴染。
歩夢は、いまここで最後の言葉を言ってしまえばせつ菜に悪いと思っている。多分そうだ
だから、歩夢は…
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ドラ丸(プロフ) - ロッキーさん» コメントありがとうございます！たしかに今の娯楽はそういったものばかりしかないですよね。笑 更新が遅くなったりしますが引き続きよろしくお願い致します。 (2020年4月16日 0時) (
レス) id: ea785ab1af (このIDを非表示/違反報告)
ロッキー - いやあ、面白くて一気に読んでしまいました！なんせ今の娯楽がネット小説読み漁るくらいしか無くて 笑 続き楽しみに待ってます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ecc529164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラ丸 | 作成日時：2020年1月13日 2時
