第37章 ページ41
私たち二人で書類を移しているとそれを見ていた事務員の方々も手伝ってくれたので思ったよりも早く終わった
まあその後、やる事も特に無くなったので自分の席で腕を枕にして寝ているとトントンと肩を叩かれたのでクルッと振り向いた……のだが
ぷにっ
ん?なんかほっぺに指が突き刺さって……………
?「あ、やっぱり起きてた!ねえねえ、君今お菓子持ってない?」
『………えっ?ふぁい、持ってまふけど…?」
は???え???ら、乱歩さん!?ヤバいいきなり過ぎて流石にビビった
『これで良ければ食べますか?』
萌愛はそう言いながら頬を突いていた乱歩の指から逃れ鞄の横にあった袋から笹団子と大福を取り出した
乱歩「おっ!気が効くねぇ〜♪」
乱歩は嬉しそうに受け取る
本当は食べたかったけど乱歩さんなら仕方ない、潔くあげちゃう←
?「おや…それもしかして一日限定五十個しか販売されないッて云う大福じゃないかい?」
『与謝野さん、知ってるんですか?』
与謝野「妾もこの間買いに行ッたけど、残念ながら売り切れでねェ…」
これは与謝野さんの云う通り、一日限定五十個の大福なのだ!!まあ私は並んだわけじゃないけど
『良ければ与謝野さんもどうぞ、まだありますので…』
与謝野「良いのかい?!」
『どうぞどうぞ』
スッと与謝野さんにも笹団子と大福を渡した
与謝野「あと何個あるンだい?」
『えっと……多分十二個はあるかと』
与謝野「十二個だッて…?!なんでそんなに……」
与謝野女医は十二個と聞くと目を見開く
まあそりゃ驚くわな
『実はこれ、店主さんから頂いたんですよ』
与謝野「へえ…店主からかい?」
『はい、入社試験の後買い揃え終わって探偵社に戻る途中で真っ白い猫に会って…綺麗な毛並みの子だったのでジッと見てたら近づいて来たので、撫でてみたんですけど逃げなかったので少し遊んでたら……』
乱歩「その和菓子屋の店主が来て感謝されて、お礼にって渡されたってわけだね?」
最後スパッと乱歩さんが当ててくれた
『ええ、そんな感じです』
与謝野「成る程ねェ、そんな事が…」
ってか、限定五十個だったのに十二個ももらって大丈夫だったんだろうか…
乱歩「ん…!美味しい」
与謝野「本当だねェ、甘さもちょうど良いよ」
まあ…いっか!←
与謝野先生も乱歩さんも喜んでくれてるし!!
それに美味しいしね!
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眼鏡笹団子(プロフ) - ケロ太郎さん» 応援ありがとうございます!楽しんでもらえるように、楽しい話をどんどん作っていきますね!! (2019年11月20日 18時) (レス) id: 5fbe94ee27 (このIDを非表示/違反報告)
ケロ太郎 - LINEの方でいつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください! (2019年11月20日 13時) (レス) id: 8b68688e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眼鏡笹団子 | 作成日時:2019年11月19日 22時