第33章 ページ37
私たちは探偵社に戻ると敦君を医務室に寝かせ、先程の依頼のことを話していた
勿論太宰は突然居なくなったため、国木田に説教されていた
『ま、まあまあ…国木田さん、落ち着いてください……』
萌愛は苦笑いしながら国木田を宥めた
太宰「そうだよ、落ち着き給えよ国木田君」
しかし太宰は全く反省などしておらず笑いながら国木田を見ている
……太宰さん、絶対楽しんでるだろこれ
『と云うかそれより、聞いてください国木田さん！』
国木田「ん？なんだ」
国木田は太宰から目を離し萌愛の方を見た
『実は…敦君と私、闇市で七十億と百億もの懸賞金がかけられてるみたいで……』
萌愛は俯きながら芥川に言われた事を伝える
国木田「……………………はあぁぁぁぁッ？！」
すると案の定叫ばれた、物凄く耳が痛い…高い声じゃないだけマシか？
国木田「七十億に百億だと？！小娘！！何か心当たりはないのか？」
『ええっと…その、残念ながら心当たりがないんです……』
萌愛は本当に心当たりがないため申し訳なさそうに言った
『あ、あとあまり関係ないのですが…』
国木田「ん？なんだ小娘」
『その小娘って言うのやめて欲しいです、これでも二十歳なので……』
萌愛がそういうと国木田は驚いたのか軽く目を見開いた
国木田「お前…2個下だったのか……？」
太宰「え？国木田君知らなかったの？」
………やっぱ年齢勘違いされてた
『確かに身長158cmしかないですしチビですけど、これでも二十歳なんです…』
私が俯きしょんぼりしていると、国木田は焦りだした
国木田「す、済まなかった…」
太宰「うわあ〜国木田君ひっどお〜い」
そしてそれを見た太宰が巫山戯る
国木田「ゔぐッ…」
太宰「だから彼女ができないのだよ」
国木田「それとこれとは関係ないだろう？！」
……なんか喧嘩始まったんだけど、これはどうしたら良いわけ？
『あー…えっと……私そんなに気にしてないですし、大丈夫ですよ？』
国木田「そ、そうか…なら良かった」
太宰「萌愛ちゃんが優しくて良かったねえ？」
はあ…二人のやりとりを見てるのは楽しいんだけど、一緒になってやりとりするのは疲れるな
『私敦君の様子を見てきますね』
私がこの場から逃げようと席を立つと国木田も席を立った
国木田「嗚呼、なら俺も行こう…」
そういうと私たち二人は敦の寝ている医務室へと向かった
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眼鏡笹団子(プロフ) - ケロ太郎さん» 応援ありがとうございます！楽しんでもらえるように、楽しい話をどんどん作っていきますね！！ (2019年11月20日 18時) (
レス) id: 5fbe94ee27 (このIDを非表示/違反報告)
ケロ太郎 - LINEの方でいつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください！ (2019年11月20日 13時) (レス) id: 8b68688e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼鏡笹団子 | 作成日時：2019年11月19日 22時
