第27章 ページ31
樋口「我が主人の為____ここで死んで頂きます」
パラララララララララッ
4人に向け樋口が銃を乱射する
『……ッ…!ナオミちゃん!!谷崎君!!』
萌愛はタイミングよくナオミと谷崎を突き飛ばし2人を守ったが運悪く二発の弾丸が左肩と左の脇腹に掠ってしまった
『い"……しまった…』
萌愛は経験したことのない痛みに大きく顔を歪める
谷崎「萌愛ちゃん?!ど、どどうしよう……し、止血帯!敦くん止血帯持ッて無い?」
『谷崎君、私は……大丈…夫』
大丈夫じゃないけど!!めっちゃ痛いけど!!って待って?!なんでそんな慌ててんの谷崎君!
谷崎「大丈夫じゃないでしょッ?!…いや先ず傷口を洗ッて……違う、与謝野先生に診せなきゃあ……」
谷崎が慌てているうちにも樋口は弾を入れ替え
谷崎「い、医務室まで運ばないと、敦くん足持ッて___ 」
樋口「そこまでです」
ナオミ「兄様っ!!」
谷崎の後頭部に銃を押し当てた
樋口「貴方が戦闘要員でないことは調査済みです、貴方を片付けた後…そこの妹君にも貴方の後を追っていただきましょうか」
谷崎「あ?チンピラ如きが____萌愛ちゃんを傷つけただけでなく、ナオミも傷つけるだッて…?」
樋口のその言葉を聞いた瞬間、谷崎の絡っている空気がガラリと変わる
谷崎『異能力【細雪】』
あたりが緑色の雪に包まれ大きなスクリーンのようになる
谷崎「敦くん、萌愛ちゃんを連れて奥に避難するンだ、こいつは_______ボクが殺す」
谷崎はギリッと歯を噛み樋口に向かってとてつもない量の殺気を向ける
樋口「くっ…!」
樋口は大きく飛び退くと谷崎に向かって銃を撃つ
しかし谷崎には当たらず、フッと谷崎の姿が消える
樋口「!?」
谷崎「ボクの『細雪』は______雪の降る空間そのものをスクリーンに変える」
樋口「なっ……何処だ!」
樋口は焦りながら銃を構える
谷崎「ボクの姿の上に背後の風景を『上書き』した、もうお前にボクは見えない」
樋口「しかし……姿は見えずとも弾は中る筈っ!」
樋口が所構わず辺りに銃を乱射するも谷崎には中らない
谷崎「大外れ」
樋口の背後に谷崎が現れ樋口は首を絞められる
谷崎「死んで終え_______!」
谷崎の指に力が入ると樋口の首が締まっていく
樋口「くッ…あ」
そのまま樋口の首が締まり本当に死んでしまうのではないかと思ったその時、突然谷崎の背後から咳が聞こえた
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眼鏡笹団子(プロフ) - ケロ太郎さん» 応援ありがとうございます!楽しんでもらえるように、楽しい話をどんどん作っていきますね!! (2019年11月20日 18時) (レス) id: 5fbe94ee27 (このIDを非表示/違反報告)
ケロ太郎 - LINEの方でいつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください! (2019年11月20日 13時) (レス) id: 8b68688e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眼鏡笹団子 | 作成日時:2019年11月19日 22時