第21章 ページ24
谷崎「す、す……すんませんでした!」
敦「え?」
『ん…?』
あの後私たちはうずまきに来ていた
テーブルを囲むメンバーは敦くん、太宰さん、国木田君、谷崎さん、ナオミちゃん、私である
谷崎「その、試験とは云え随分と失礼な事を」
敦「ああ いえ 良いんですよ」
『謝る必要なんてありませんよ』
敦君、意外と良い人だとか思ってるんだろうな
見てたから知ってるけど、見てなくても分かりやすい
国木田「小娘の云う通りだ 何を謝ることがある あれも仕事だ谷崎」
太宰「国木田君も気障に決まってたしねぇ」
そして太宰は先ほどの国木田のポーズを真似ながら
太宰「『独歩吟客』」
『ぶふ…っ』
国木田「ばっ……違う! あれは事前の手筈通りにやっただけで!! そして笑うな小娘ぇぇ!!」
真似されると国木田は恥ずかしくなったのかガタッと席を立ちながら太宰らに向けて怒鳴るが一度落ち着いて座り直した
国木田「ともかくだ 小僧、小娘」
『はい…?』
国木田「貴様らも今日から探偵社が一隅 ゆえに周りに迷惑を振りまき社の看板を汚す真似はするな
俺も他の皆もそのことを徹底している なあ太宰」
太宰「あの美人の給仕さんに「死.にたいから首絞めて」って頼んだら応えてくれるかなあ」
国木田が太宰に聞くが太宰はうっとりとしながら給仕さんを見ていた
国木田「黙れ迷惑噴霧器!! 大体お前はいつも!」
太宰「あっ、勿論萌愛ちゃんでも良いよ?大歓迎!!」
『えっ?!えーっと嫌です?』
国木田「太宰貴様、新人に何をいってる!それにお前も疑問形ではなくきっぱりと断れ!!」
『え、あっ、はい』←
そのあとも国木田が怒鳴り続けていると谷崎が苦笑いしながら自己紹介を始めた
谷崎「ええと、改めて自己紹介すると……ボクは谷崎 探偵社で手代みたいな事をやってます そンでこっちが__ 」
ナオミ「妹のナオミですわ 兄様のことなら……何でも知ってますの」
敦「き____兄妹ですか?本当に?」
『あ、敦く…』
この後のことを知っているので止めようと思ったが既に遅く
ナオミ「あらお疑い? 勿論どこまでも血の繋がった実の兄妹でしてよ…?このアタリの躯つきなんてホントにそッくりで……ねえ 兄様?」
敦「いや でも……」
すると国木田がポンと敦の肩に手を置き
国木田「(こいつらに関して深く追求するな!)」
敦「(あ……はい)」
『(もし聞いたら2人は答えてくれるんだろうか)』
55人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眼鏡笹団子(プロフ) - ケロ太郎さん» 応援ありがとうございます!楽しんでもらえるように、楽しい話をどんどん作っていきますね!! (2019年11月20日 18時) (レス) id: 5fbe94ee27 (このIDを非表示/違反報告)
ケロ太郎 - LINEの方でいつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください! (2019年11月20日 13時) (レス) id: 8b68688e54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:眼鏡笹団子 | 作成日時:2019年11月19日 22時