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第10章 ページ12

敦side



敦「久し振りに嗅ぐ______畳の匂い ん....あ....あれ、確か、昨夜…」


__________________回想__________________


太宰「変身中の記憶は全く無しかい?あ、でもまだ右手に残ってる」

敦「右手?」


敦が自身の右腕を見るとそこには虎の腕が_____


_________________現実__________________



萌愛side


萌愛が敦の方に行くと敦はすでに起きていて
荒々しい息をしていた


敦「ひぃっ!?はぁっはぁっ…」


敦はガバッと飛び起きると右手を握ったり開いたりして
自身の腕を震えながら見ていたが
少しすると安心したような表情をする


敦「…………」

『あ、敦君おはよ〜!良い朝だね』


きょろきょろと辺りを見回す敦君に
取り敢えず私は笑顔で敦君に声をかけた
すると、


敦「うわあっ?!えっ…!?萌愛ちゃん?!何でここに!!」


敦は萌愛がやって来た事に驚き
顔を真っ赤にし後退りした


『おっ、おぉ、落ち着いて?敦君!?大丈夫大丈夫だから!!!』


パニックになった敦に釣られて
何故か萌愛も軽くパニックになる


ピリリリリリ ピリリリリリ ピリリリリリリリ


敦「うわぁっ!?な、何っ何っ何っっ!?え、ええ?あ、は、はいはいはいはい、出ます、出ます出ます今出ます!すぐ出ます!え?釦どれ?あああああもう速く動いてどれだ%$*°#/&」

『あ、敦君落ち着いて?!これこれ、この釦!!』


手当たり次第にカチカチと釦を押す敦に
萌愛が釦を教えてあげた
そしてスピーカーではないので
太宰さんの声は聞こえて来ないが
内容は知っているので特に気にせず敦君の方を見る


敦「あっ、あああ、ありがとう!!も、もしもしいぃぃぃ?!」


敦「嗚呼、太宰さんですか」


敦「お陰様で。野宿に比べたら雲の上の宮殿の様です」


表情が和んでるねぇ
可愛いよ敦君…!!!


敦「本当、何から何まで有り難うございます」


敦「ん?」


敦「緊急事態?」


敦「は、はい…分かりました」






ふふふ、今日はやる事がいっぱいだな〜♪

或る爆弾
ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス
運命論者の悲しみ
Murder on D Street

どれも確りやらなくては…


乱歩さんにはどこまで分かってるんだろうか
太宰さんに対してもボロを出さないようにしないと

_______________________________________

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作品ジャンル:ラブコメ
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眼鏡笹団子(プロフ) - ケロ太郎さん» 応援ありがとうございます!楽しんでもらえるように、楽しい話をどんどん作っていきますね!! (2019年11月20日 18時) (レス) id: 5fbe94ee27 (このIDを非表示/違反報告)
ケロ太郎 - LINEの方でいつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください! (2019年11月20日 13時) (レス) id: 8b68688e54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眼鏡笹団子 | 作成日時:2019年11月19日 22時

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