【文スト】トリップしたら推したちが

第9章 ページ11

『んん…あれ……ここは…？』


萌愛が眠りから覚め
目を開けると、見覚えのない天井が見えた
そして横を見るとぐっすりと眠っている敦君が___


『………はあぁぁぁぁぁッ？！？！？！』


それに気がついた瞬間、萌愛は跳ね起きた

なっ、ななななななっ？！
な、何で敦君が私の横に！！えっ？？？
取り敢えず落ち着こう…うんうんうん……

落ち着くために一度深呼吸をする
そして頭を働かせて、漸く昨日あった事を思い出す

えーっと？昨日私はトリップして、敦君、太宰さん、国木田君、与謝野さん、乱歩さん、賢治君と会って…

そうだ、社員にすると太宰さんに云われた後
他に空きがなかったので取り敢えず

という事で、昨日は敦君と同じ部屋で寝たんだった
にしても、敦君…寝顔可愛いなぁ……

って、そう云えば！！
神様から貰ったメモ読んでない！
善は急げだ！早く見ないと

敦を起こさないようにそっと布団から出ると
自分の荷物に近寄り、メモを探す

あっ！！あった…えっと、何々……？

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萌愛ちゃんへ
やっほ〜！神様じゃよ！！トリップ生活楽しんでいるかのぅ？ふおっふおっふぉ、それでじゃな？異能の詳細とかについて説明しようと思ってのう！
まずは異能力じゃ！！


能力：春夏秋冬

＿春＿花吹雪を巻き起こし瞬間移動することが出来る、但し一度も行ったことのないところには行けない
＿夏＿炎を操ることができる、火力を調節することも可能である
＿秋＿動物と話をしたり仲良くなれば短時間だが視覚を共有することができ、狼を出すこともできる
＿冬＿辺りを凍らせたり雪を振らせることが出来る

これが萌愛ちゃんの異能じゃ！！どうじゃ？格好良いじゃろ？？嗚呼、それとじゃな？謝らなくてはいけない事があってのう………実は戸籍を作るには作ったんじゃが、名前と性別と年齢以外、全て白紙にしてしもうてのう……面目無い…まぁでも今悩んでもどうにもならないのじゃから、頑張るのじゃよ？応援しておるぞい！！
神様より
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は…？うん、ちょっと待って？？
まず１つ、異能力思ったよりチートやんか
それに結構使い道がありそうだし便利だし！！
そこは喜べるし嬉しい…だが問題はその後で……

あー…頭脳派コンビ怖いなぁ……


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