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「オッパ〜!帰ろ〜!」

WN「ちょっと待ってて、教室入ってきていいから。」



放課後、HRがいつもよりはやく終わったのでオッパの教室へ迎えに来た。


ちらほら人が残っていて、オッパはリュックに荷物を詰めていた。


『お、噂の?』

『お熱いね〜!』

WN「あーうるさいうるさい。お前は!うろちょろしない!座れ!」


冷やかしを流しながらうろちょろしてた私をとっつかまえて自分の席に座らせる。


HS「こいつさ〜、授業中寝言でAちゃんのこと言ったりしてんの!やばくない?」

目が細い先輩が私にそう笑いかけてくる。


WN「スニョンお前だけはいつかコンクリ詰めにする。」

HS「それなかなかクるわ。」

WN「だまれ。帰るぞ。」

「あっ、うん!」

リュックを背負って私の手を握ってきた。


手を引っ張られてグイグイ廊下を歩かされる。

オッパの耳を見たら、真っ赤だった。




「オッパ寝言で私のこというんだ…。」

WN「そっ、…あーくそっ、スニョンめ…。」


私はそういった瞬間、オッパは急に立ち止まって私の方を向き直った。

頭をボサボサと掻いて、バツの悪そうな顔をしている。


「どんな夢見るの?」

WN「言わない。」



「またそれだよー!昨日だってそうやってはぐらかしたじゃん!あーもうやってらんない!」


私がそうやって駄々をこねていたら、急にオッパが私に顔を近づけた。


「えっ、ちょ、ん…。」



触れる唇からブワッて体温が上昇していく気分。


少ししてから離れた唇から私のずっと聞きたかった言葉が出てきた。






WN「好きだ。」








オッパは顔を離して私に顔が見えないようにそっぽを向いた。

私は理解が追いつかなくて、しばらく固まっていた。





WN「…帰ろ。」


「あ、う、うん…!!」


そうしてまたゆっくり歩いて、下駄箱まで行く。






「オッパ?」

WN「ん?」


「さっきのさ、もう1回だけ…。」


WN「次は来年ね。」

「来年!?」





靴に履き替えて、手を繋いで2人で校舎を出る。


すると、校門の前で立って待っている人がいた。



MG「あー!!遅いよ!」

「え、ミンギュ!?」

MG「俺ずっと待ってたのに!さ、はやく帰ろ!」



ミンギュは私の隣を確保して手を握ってきた。




WN「ちゃっかりしてんじゃん。」

MG「2人だけで帰らせるわけないでしょ。」


「さ、しゅっぱーつ!!」







そうして私達3人は仲良く歩き出した。






end.

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作者名:モモタロ | 作成日時:2017年1月29日 13時

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