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WN「じゃあまたね。」
「うん、オッパも頑張って!」
教室の前まで送ってくれたオッパとお別れをして、教室のドアを開けた。
MG「…。」
「ミンギュ…機嫌直して?」
ミンギュは私の隣の席なので、椅子ごとミンギュの方に向けて話しかける。
MG「ヒョンに告られたの?」
机にずっと突っ伏していたミンギュは、やっと私の方に顔を向けてそう呟いた。
「…私、だけど…。」
MG「Aは、俺のこと好きだと思ってた…。」
「好きだよ!もちろん!」
自信がなさそうにそう呟いたミンギュに、若干被せ気味で答える。
本当に、ミンギュのことは昔から大好き。
ただ、きっと私がミンギュ以外の男の人を知らなすぎたんだね。
私が本当に心を焦がすのは、ウォヌオッパだったみたいなんだ。
MG「俺、すごいやだ…。Aが俺以外の男といるの見るの、すごい嫌なんだよ…。それがたとえヒョンでも。…好きだから、Aのこと…。」
「ミンギュ…。」
MG「俺、今までAの好意に甘えてたよね…。だからAがヒョンのとこに行って、ようやく自分が本気だって気づいた。」
ミンギュは私の手を包み込んだ。
そしてその繋がれた手を見つめながら言った。
MG「もう傷つけないから、絶対泣かせないよ。だから、俺のこともう1回考えられない?」
いつものおちゃらけたミンギュからは想像もつかない、真剣な瞳だった。
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作者名:モモタロ | 作成日時:2017年1月29日 13時