ミンギュの隣取られた (ページ38)

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WN「…ねえ。」

「なに？」

WN「くすぐったいから腕やめて。」

その後結局寝れなくて、ずっと抱きしめていたらオッパが腕をどかしやがった。

ちぇ、せっかくあったかかったのに…。

「ひどくないオッパ。人が慰めてやってんのに。」

WN「…じゃあ、手。」

「…うん？」

なにをするのかと思ったら、オッパが控えめに私の手を握ってきた。

WN「こっちのがいい。」

控えめに言ってぎゅんぎゅんきてる。(心臓が)

ああ、こりゃあもう寝れないわ。

WN「お前手汗すごいけど…。」

「きききき、きのせい、うん。そーだよ。」

ほんと、不意打ちはだめだって…。

ばーちゃんついてけないって…。

WN「…っふ。俺と手繋いでドキドキしてんの？」

余裕そうにこちらを見るオッパ。

「な、そんなの違うし！」

もももしかして、私が好きってバレてんの！？もう！？

私って、チョロすぎ…？

WN「冗談だよ。…もうそろそろマジで寝よ。おやすみ…。」

そういって私をおいて一人だけ夢の世界へ行ってしまった。

私に、ドキドキだけを残して。

「…さいこうかよ…。」