36 ページ36
俺の中の、いやな汚い部分がじわじわじわじわ。
WN「どういう…。」
YH「お前の同級生の間では、俺はあいつに手を出してないって噂らしいけど、俺が初めて抱いた女はあいつだよ。そっから、あいつは抱かれることの快楽に嵌まってった。品行方正で容姿端麗、だっけ?俺はあんな汚い女、そんな風に見れないけどなあ。」
WN「ぬ、ぬな…?それ、うそだろ…?」
『…。』
WN「なあ、なんで黙るわけ?なあ。」
『…。』
じわり。
WN「なあ!!!!」
『…ごめんなさい。』
WN「は…?」
『…ほんとに、ごめんなさい…!』
ヌナはその場で、膝を突いて泣き崩れた。
俺は、そんな言葉を言ってほしいわけじゃなかった。
うそだって、言ってほしかったのに。
YH「…あれ?ウォヌってば泣いちゃってるの?情けないなあ。」
そういって、キム・ヨンハはヌナを連れて屋上を出て行った。
残されたのは俺だけで、空は嫌味なほどの晴天だった。
763人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モモタロ | 作成日時:2017年1月29日 13時