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「や、やばいって、一体なにが…。」


恐ろしく感じてヨンハさんに尋ねると、彼は一層深刻そうな顔をしていった。







YH「この線あるでしょ。これ、きみの大切な人が傷つきやすいって警告する線なんだよ。」





「え、そ、そんな…!」





大切な人、そういわれて真っ先に思いついたのはミンギュでも、オンマでもアッパでもない。







.









ウォヌオッパだった。





YH「ウォヌ…かな?」


「え、な、なんでわかって!!」


YH「僕にはなんでもお見通しだからね。…ウォヌが傷つくなんて、俺もいやだな…。」

にこって笑うヨンハさんは、なんだか悲しそうだった。








私だって、いやだよ。ウォヌオッパが傷つくなんて…。


「私、どうすればいいんですか。いったい、どうすれば…!」


YH「そうだな…。」




ヨンハさんは一度頬杖をついて考えた後、ゆっくり体勢を持ち直して言った。



.








.







YH「Aちゃん、ウォヌと離れるんだ。」




「…え?」



私にはこの人が、何を言っているのか分からなかった。






ウォヌオッパと、さよなら?




そんなの…。いやだ。



YH「…ウォヌオッパはいらないって言ってあげるのがいい。」





「でも、離れるなんて!!」






YH「ウォヌがどうなっても、いいの…?」






「…っ。」



YH「…俺は、傷つくウォヌなんて見たくない。お願いだ、Aちゃん。ウォヌのために、身を引いてくれ…。」




泣き出しそうになりながら懇願してくるヨンハさんを見てしまった。







私だって、ウォヌオッパの傷ついてるところなんか、見たくない…。







.









.







「わかり、ました…。」


ウォヌオッパとは、関わらないようにしよう。

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作者名:モモタロ | 作成日時:2017年1月29日 13時

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