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『Aにお花あげる〜!』
『A〜っ、ころんじゃったぁぁ〜!!』
あの若かりし頃のミンギュは、いつだってA、Aって私を頼ってくれてた。
私も、そんなミンギュが大好きだった。
そりゃ、ミンギュのことはいまでも好きだけど、今のミンギュは変わってしまった。
背も高くなって、顔も男らしくなってきて…。
そしてなにより…
MG「ウォヌヒョ〜ン!」
WN「なんだよ〜。」
ミンギュの中での優先順位が変わってしまった。
私よりチョン・ウォヌを優先する、悪い男になってしまった…!!
「ミンギュや…いったいなぜ…そんな男に…。」
WN「おい、そんなって言うな。」
「ミンギュがこの男に毒されてく…!」
WN「俺の存在ってなんなわけ?」
「…ああ、愛しのミンギュや…。」
WN「人の話聞け。」
いつの間にか真横にいたチョン・ウォヌに向き直って、鋭い目つきで睨む。
ミンギュはさっきまで廊下にいたのに、いつの間にか教室でほかの友達と楽しそうにおしゃべりをしていた。
「チョン・ウォヌ!お前に絶対ミンギュは渡さない!!」
ビシッと指を指して宣戦布告をすれば、チョン・ウォヌは私に近づいた。
「お、おぉん?や、やんのかぁ!?んん!?」
身長に負けじとファイティングポーズをとると、チョン・ウォヌはいきなり吹き出した。
WN「ははっ、お前ってマジでポメラニアンみたい。」
チョン・ウォヌはそういって私の頭を撫でて、どこかへ行ってしまった。
.
MG「あれ、ウォヌヒョン行っちゃった?…って、A顔真っ赤じゃん!どうした!」
「…あ、あ、」
MG「あ?」
「頭、なでなで…。」
MG「え?」
犬的本能には、逆らえません。
ウォヌの後日談。
WN「犬だと思ったら、つい頭撫でちゃった。」
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作者名:モモタロ | 作成日時:2017年1月29日 13時