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第4話 ページ5

直人サイド


良い匂いで目が覚めた。


「…ん、?」
『あ、直人さん。おはようございます。』


下からAさんを見上げてる。
なんだこの状況。


岩「直人さんこのやろおおおお」


岩ちゃんがAさんの奥に座って、食べてる。


『直人さんも注文してください。ああほら、起きて。』


Aさんに肩と背中を持ち上げられて起きた。
俺が寝てたのは、
Aさんの




あし






「…!!!」


素早く起きると頭が少しくらくらした。
え?ひざまくら?膝枕?


「…あああ、の!Aさん」
『はい。どうしました?』
「お、俺は、な、なにを、」
『車の中で寝てて俺が起こそうとしたら寝惚けながら、おんぶ、と言ったので背負いながらお店に入っても寝てたので。』
「ぅぁぁあ」


なんという失態。
いやもうおんぶされたのは嬉しい。
膝枕も嬉しいものすごく。うん。否定はしない。
でも!!Aさんに迷惑を!!


「あ、あの、すいません、その、本当に、」
『あ、いえいえ。大丈夫ですよ。全然。俺なんかより直人さんの方がお疲れのようだったので。』


変わらない微笑に安心と同時に少し不安。
本当に大丈夫かな。本当に?腹の底では迷惑なんて思ってたら?

ちらりとAさんを横目で見ると大して気にもせず普通に食べてる。
すると俺の視線に気づいたのかこっちを見て、


『直人さんも注文したらどうですか?美味しいですよ。』
エ「でしょ!」


嬉しそうにニマニマするエリー。


「…そーだね。」


注文表を見ながらそう返した。
なんだか皆、楽しそうだった。

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ツバサ - 初めまして。読みました。続き楽しみにしてます。 (2017年4月27日 20時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みき。 | 作成日時:2017年4月26日 23時

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