樹「好きな人が上から好きなものと一緒に朝から降ってくるって嬉しすぎて明日も頑張れる。」龍「明日休み。」樹「あ"っ！！」 ページ31
藤原樹サイド
ランページの猫が大好きな藤原樹です。
今事務所に向かってます。
会議、というか話し合いというか。
その途中です。愛しの猫と離れるのは辛かったです。
すると公園の傍を歩いてるとすぐ近くの木ががさがさと揺れた。
「！！？」
上の少し高い枝を見ると目の前になんか降ってきた。
思わず後退る。な、なに！？
すると人のようで、あーがんにまた怒られる…、と言いながら服についた葉っぱを払ってる。
黒のパーカーにスキニーに白いマスクに紫の少し年季の入ったリュックサック。
あれ、この人って、
「A、さん、ですか、」
『……ん？』
落ちて受け身取った状態から、まだ地面に座ってる。
やっぱりAさんだ！うわ、朝から上から好きな人が降ってきたやべえ！！←
『………誰？』
「…あっ、ランページの藤原樹って言います。」
俺のこと知られてなかった…。
真面目に悲しい、泣きそう。
藤原くん、と確認するように呟くAさん。
『…猫が大好きな、藤原くん。』
「そうです！」
あー、と納得するように頷いてるAさんはよいしょと立ち上がるともぞもぞと黒いパーカーが動いた。
すると首元から白い子猫が出てきた。
水色と黄色のオッドアイの猫。
「みゃあ」
「えっ」
『…怪我ないかな』
服の中から出して子猫の体に触れて怪我を確かめてるAさん。
ゆっくり地面に下ろすと、子猫はそこを動かずにAさんの足に擦り寄ってる。
『じゃあね、あんまり高いところ登らないんだよ。』
「え」
無情にも子猫を放して歩き出そうとするから。
子猫は、多分捨て猫なのか、悲しそうに鳴きながらAさんについていく。
『…えー、』
仕方ないと言ったように子猫を抱き上げて歩き出すAさん。
隣をついていくと俺を見た。
『きみも、事務所に？』
「あ、はい！話し合いで、」
『俺も。』
「あの、なんで、木から、」
『…猫が降りられなくなってて、登ったら逃げるから追いかけてたら俺の服の中入って、降りようと思って飛んだ。』
多分、白い毛だらけだと思う、と服の心配をしてるAさんに笑うと、少し不機嫌そうな顔で、
『がんに怒られるからやなんだけどなあ、』
「がん？」
『岩田剛典。』
「仲いいんですか？」
『がんが、過保護なだけ？』
「へえー、」
白い子猫はいつのまにか呑気に寝てた。
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mikiomi(プロフ) - 別でBLの裏だけの小説作ってもらえませんか？ (2018年8月9日 9時) (
レス) id: 2843467805 (このIDを非表示/違反報告)
MEI(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。リクエストしたいです。ライブやBLの裏を出して欲しいです！ (2017年12月16日 8時) (レス) id: 3b36acc611 (このIDを非表示/違反報告)
minim - 私も裕貴くん大好きです！むちゃくちゃ可愛い！ハイローの中でも可愛さが！ (2017年10月1日 13時) (レス) id: 298d998734 (このIDを非表示/違反報告)
みき。(プロフ) - ルルさん» 分かってくれる人がいて良かったです！本当に可愛いですよね！ (2017年9月28日 22時) (レス) id: fabdccb5fd (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 私も裕貴くん大好きです！むっちゃ可愛いですよね (2017年9月28日 22時) (レス) id: e58f24908a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みき。
| 作成日時：2017年9月22日 21時
