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in NCT 4 ページ10

テヨンサイド

好きと気付いて三時間。ご飯も食べ終わり明日の予定は午後からなのでそれぞれゆっくりしてる。

『テヨン。』
「なん、だよ」
『俺の携帯とって。』
「は?なんで俺が、」
『とってくれたらしてほしいこと一個してあげる。』
「んでそんな上から目線なんだよ、」

ぼそっと言いながらも結局はとって来てしまうあたり相当惚れ込んでるようだ。
携帯を手渡すとありがとテヨン、とご機嫌な様子。

「してほしいこと一個してくれるんだろ。」
『あ、そうそう、なにがいいテヨン。』
「…本当になんでもいい?」
『出来る範囲で。』
「好きな奴にするつもりで俺に好きって言って。」

するといきなり後頭部あたりをがっと手で抑えた。
え、え、とパニクる俺を見て笑いながら一言、好きだよ、と言って俺の唇に吸い付いた。

『…君が、俺の全部を受け入れてくれるなら、これ以上の関係になりたい、なんて、だめかな。』

額と額を合わせてる目を閉じて照れたように笑う。
一人でパニックになって一人で照れて絶句してるとぱっと離れていつもの顔に戻った。

『これでいい?』
「………くそやろう。」
『は?テヨンがやれって言ったんでしょ?』
「ずるい。」
『なにがだよ。』

触れた唇が熱くて、緊張で冷えた指で触れると余計に熱く感じた。
テヨン、とまた呼ばれて顔を見ると、サービス、と笑ってもう一回キスされた。

「っ、んなサービスいらねえよっ、」
『ムカつく。』

むかつく、と言ってる割には機嫌が良くて楽しそうだ。

『かわいい。』
「やっ、ん、っんん」

まずい、とおもった次の瞬間には流れるような動作でキスされて仰向けに押し倒された。

「ん、むっ、ぁ…はあ、っ、ん、ぁっ」

柔らかい唇と熱い舌に翻弄されて徐々に強張っていたら体から力が抜けていった。
だめだこんな、今まで散々嫌い嫌いと言っていたのにすぐにこんな許してしまうなんて本当に、

「はっ、ぁ…ず、るい、っ、」
『だから、なにが?』

お前の全部が。全てが狡い。
乱れた呼吸のままキスの余韻に浸っているとここがリビングの一角ということに気がついたて慌てて起き上がると始終見ていたであろう数名が目元を手で覆っていた。

『俺からしたらテヨンのほうが狡いよ?』
「どこがだよ。」
『最初はあんなに嫌いだったのに少しの間一緒にいただけでかわいく見えるから、テヨンのほうが狡い。』

でも恋人がいるからきっと俺としたことは、全部スキンシップの一貫なんだろうな。

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- 名無しさん» 正直言って、小説等となると誰かが悪く言われたり、悪くなってしまう事はあると思います。急に横から入ってきてすみませんでした。あくまで個人の意見です。 (2019年9月19日 23時) (レス) id: 1128e57cc5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - NCTが好きで見ていたのですが、少しTWICEのモモをディスってる部分がありませんか?TWICEも好きなので少し見ていて気分が悪くなりました。 (2018年6月12日 15時) (レス) id: f59bc7c500 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - 浮気症攻め最高です!みきさん大好きです! (2018年2月4日 23時) (レス) id: d7909b0b85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みき。 x他1人 | 作成日時:2018年1月19日 23時

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