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大丈夫と笑うな。by.Zuho ページ39

ジュホサイド

生放送の番組も無事に終わったのはいいけどやっぱりAがなんか落ち込んでるように見えた。
丁度みんな帰るところで見かけたから追いかけた。

「え、どこ行くのジュホ。」
「ごめんジェユニヒョン俺歩いて帰るね。」

え、ジュホ!?とメンバーの呼ぶ声が聞こえたけど歩いて帰れる距離だし大丈夫、ともう外に出て行ったAを追いかけた。

「A」
『…ジュホヒョン、どうしたの?』

心底不思議そうに首を傾げて俺を見るから逆に驚いてしまった。
いつものマネージャーさんはいなくて本当に1人みたいだった。

「ひとり?」
『マネヒョン来れないからって、勝手に宿舎帰ってろって言われた。』
「宿舎?」
『あれ、言ってなかったっけ、NCTの宿舎に最近泊まってるの。』
「…聞いてないんだけど。」
『ごめん、誰かには言った気がするんだけど、』

ごめんヒョン、と少し笑う横顔。
なんでこっちを見てくれないんだろう。
左からの横顔しか見えない。

『ヒョン、歩いて帰るの?』
「うん。なんかお前見てつい追いかけてきただけだし。」
『寒いから追いかけてこなくてよかったのに。』

確かに寒い。上着を着ただけでマフラーとか手袋はしてないから。
うーさむい、と思わず呟くとAが笑いながら付けてたマフラーを俺に少し雑に巻いてくれた。

「雑。」
『不器用って言って。』
「もっとうまく巻いて不器用さん。」
『ごめんなさーい。』

明るい都会の夜を2人で歩いて通り過ぎて行く。

「なんか、元気なかったね。」
『え?』
「MCしてる時、なんか、元気なかった、気がしたから、口パクで、大丈夫、って聞いたんだけど、」
『……大丈夫だよ。』
「そんな顔で言うなよ。」

そう言うと、ヒョンには敵わないなあ、と俯いて少し笑った。
少し高い位置にある頭を撫でると泣きそうな顔で俺の肩に頭を乗せた。

『……ヌナに少し、怒られちゃった。』
「…なんて?」
『私のことずっと待ってたなら受け止めてよ、って』

叩かれちゃった、と笑うAの顔を上げさせて見ると右頬が少し腫れてるのに気がつく。

「…拳で?」
『手のひら。』
「………痛かった、よな。」

そっと腫れている右頬を撫でると、少し、と俺の手から逃げるように頭を動かした。
動くなよ、と追いかけると楽しそうに笑いながら逃げるから俺もやけになって追いかけた。
久しぶりに心の底から笑った気がした。

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- 名無しさん» 正直言って、小説等となると誰かが悪く言われたり、悪くなってしまう事はあると思います。急に横から入ってきてすみませんでした。あくまで個人の意見です。 (2019年9月19日 23時) (レス) id: 1128e57cc5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - NCTが好きで見ていたのですが、少しTWICEのモモをディスってる部分がありませんか?TWICEも好きなので少し見ていて気分が悪くなりました。 (2018年6月12日 15時) (レス) id: f59bc7c500 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - 浮気症攻め最高です!みきさん大好きです! (2018年2月4日 23時) (レス) id: d7909b0b85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みき。 x他1人 | 作成日時:2018年1月19日 23時

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