SMの天然タラシなイケメンプリンス 【男主】

ヒニムが呼んでいる ページ1

ヒチョルサイド


「お前また共演者フッたんだって？」
『そりゃ、あの人結構可愛い人だったしスキャンダルだしたくないんで。』

心底迷惑そうにしてても笑顔で俺にはみんながいるから彼女はいらない、と笑うAについ頰が緩む。
俺より断然高い位置にある頭を撫でるとやめてください、と言いつつも嫌がっているようには見えなかった。

「そういえばGOT7との番組は？」
『ああー、まあまあ、』
「まあまあ？」

笑顔で聞くと、うっ、と言葉を詰まらせて肩をすくめた。
この反応を見るあたり何かあったな。

『えっとですね…連絡先を交換しました。』
「するなっつったろ。」
『ごめんなさい…』

芸能界でかなりモテるこいつの連絡先はなるべく漏らすまいとSMだけで留めようとしているものの、こいつ自身ガードが緩めなので簡単に連絡先を交換してしまう。
キツく言われてるはずだが、なんせ頭が緩い。

「気をつけないとそのうちまた変なスキャンダル出るぞ。」
『出しません。』
「そうかよ。」

事務所にしてから一度も染めていない黒髪を撫でると、ヒョン、と甘えるように俺の肩に頭を預ける。
そんな手に乗るほど俺は馬鹿じゃないぞ。どこぞのアホの子なんかと一緒にするな。

『許して。』

猫なで声で擦り寄ってくるAの肩を掴んで顔を覗き込む。

「今誰と付き合ってる？」
『………………ASTROのウヌ。』
「他には？」
『SF9のチャニ。』
「…他には？」
『………あぁああ…』
「言え。」
『さ、さすがヒニム…』

早く、と頬を軽く叩くと、叩かないでください、とぷくっと頬を膨らませるからそれが可愛い。

「早く。」
『………ジュホヒョンも。』
「浮気性なんとかしろよ。」
『ウワキハブンカデス、って日本の俳優さんがやってましたよ。』
「いや、ぁー、あれは、違う。」
『じゃあまたビンタされて帰ってきますね。』
「おう。」

とりあえずうちの子が可愛いけど怖い。






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1997生まれ。
子役からかなり有名だった。
188cm67kg
その美貌と子役時代から築き上げてきた権威で結構暴走する。
女の子の趣味は悪いけど男も好き。
現在三股進行形。
元恋人にAOAのソルヒョンがいた。
性格が悪いわけじゃない。優柔不断で緩いだけ。
未成年で喫煙経験あり。

SF9 チャニ→

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