解剖医の彼とリッパー。 ページ10
リッパーサイド
『その衣装だと体のラインがはっきり出てなんか、凄く。』
「その最後まで言わないのが凄く怖いです。やめてください。」
協力狩りなので、気合を入れて金のテンタクルで来たのだが。
「貴方は、早く、捕まえてください！暗号機があと三つなんですよ！？」
『大丈夫大丈夫。祭司はもう捕らえたし治すための医師もいない。あと一人捕まえれば俺たちの勝ちだ。』
少しくらいゆっくり行こう。とジェットコースターの柵から笑いかけてくる。
確かに、一人捕まえれば勝てるのは事実だ。
それでも暗号機を易々と進めさせるのは癪である。
そわそわと解読されてない暗号機の方を見つめると唐突に背後に不穏な空気を感じて振り返る。
『おっと、勘がいいな。』
「へぁっ！？何ですか、セクハラですよそれ！」
脇腹あたりから腰にかけて撫でてくるので変な声が出た。
そのまま何故か胸筋あたりまで手が登ってきて同じハンター相手に鉤爪を当てようとしたところ、華麗に空を切った。
『危ないだろう。』
「身の危険を感じたもので、つい。」
『別に減るものでもないだろう。』
「そう言って白黒無常も解剖したんですよね？」
ご名答、と不敵に笑うその顔は憎らしいほど綺麗な顔をしている。
何で私が、と声に出した。
『解剖するわけじゃないさ。足は細くてすらりとしているのに上半身がしっかりして腰が細いのが少しだけ性癖に刺さっただけさ。』
「いやそれでも大問題じゃないですか…！！」
気付けば暗号化は一つになっていた。
そろそろ、と声をかけると性懲りも無くまた胸筋あたりに回る手のひら。
『…腰が締まってるのが、中々。』
「その最後まで言わない癖やめてもらえますか。」
『お、止めなくなったな。』
一々止めるより一度やらせた方が楽だろう、と思っての行動である。
「その代わり、ちゃんと一人捕まえてくださいよ。」
『わかってるさ。それにしてもほんとに、物凄く、唆る何かが、』
触るだけでなくほぼ抱きつくようにして胸やら腰やらを撫でる手のひらに何か変な気が、起きそうな。
そう思うほどの手つきだった。これ以上はやばい気がした。
「っ、あ、A！」
声を荒げた瞬間脱出ゲートの音のブザーが鳴った。
その瞬間離れた手と体に安堵する。
『じゃあリッパーはそっちのゲートを。俺は遠い方に行ってくる。』
それじゃ、と簡単な瞬間移動で行ってしまった。
なんて男だ。
ーーーーーー
テンタクルのリッパーさんえろくないですか。
ハスター信者と占い師の話。→←推しキャラ想像妊娠ネタを考えてみた。設定だけ。
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目玉焼き - 妊娠ネタとか大好きです…！がんばってください、陰ながら応援してます(*' ')*, ,) (2019年8月25日 10時) (
レス) id: f2f16cb7e0 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - はわ…解剖医主も好きだし守銭奴主も…みんな好きです…、守銭奴主煙草吸ってるとか反則でしょう。尊死にました、これからも頑張ってください！応援しています。 (2019年7月26日 14時) (レス) id: 89b85d5207 (このIDを非表示/違反報告)
おトク(プロフ) - わしも想像妊娠ネタが刺さった。 (2019年6月21日 10時) (レス) id: 8135fdc69e (このIDを非表示/違反報告)
ドクモ(プロフ) - 想像妊娠ネタがすごく性癖を刺さった、是非ひとりずつの小説化にして欲しいです (2019年5月29日 11時) (レス) id: 763783cfb5 (このIDを非表示/違反報告)
グレイング(プロフ) - 楽しませてもらっています、頑張って下さい！ (2019年4月8日 23時) (レス) id: 5a76a9ad2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりと | 作成日時：2019年3月26日 2時
