ジョンハンと冷戦3 ページ6
あなたサイド
あれから数日。全くと行っていいほどハニと喋っていない。
「…謝ってきなよ〜」
『なんで俺が?』
「だって怖い。」
年下組に押される押される。俺は絶対悪くないのになんで謝んなきゃならないんだ。
嫌だ、と頑なに拒否。つかなんでそんな仲直りを進めるんだ。
「え?だって、Aはマジで何にも無くてもハニ明らかに荒れてるじゃん。」
『…ジスや、俺から見たらあれくらい静かな方が楽なんだ。』
「…キツイこと言うね。」
今の聞いてたと思うよ、と少しだけ開いたドアを指差すジス。
知るか、と突っぱねると何か言いたそうにしてたけど結局は口を閉じたジスだった。
『別にハニがどう思おうが俺はもうどうでもいいからなぁ。』
「それ本気で言ってる?」
少し怒った様なジスにぴりぴりしてる俺は早速触発されて、本気だけど、と返す。
「お前、ここ数日のハニの顔見た?」
『見たくもないね正直あの顔は。』
そう言うと何か堪えるような表情をして溜息をついて脱力するジス。
『もう疲れたんだよ。何もしたくないし何も聞きたくない。』
俺もため息をつくと困ったようにジスは眉を下げた。
ジュンフィサイド
「中々どぎついこと言われたね。」
「うるさい。」
「やっぱりヒョンから謝ったら?マジで今回はまずいんじゃない?」
うるさい、と小さく言って枕に顔を埋めるヒョン。
ジスとAヒョンが話してるところに行ったのがだめだった。
数日でハニヒョンは荒れてたし、顔色は悪いし寝不足だし。情緒不安定になってるのかよく辛そうな顔をしている。
今も多分泣きそうになってるのを堪えてるんだろう。俺じゃなくてAヒョン呼べよ。
「とにかく、痴話喧嘩はいいけどちゃんとご飯食べてよね。あと寝て。」
「Aなら許してくれるって信じてたんだ」
ぐずぐずといよいよ嗚咽が聞こえてきてやばいなこれって思った。
「あの面倒ごとが大嫌いなAが俺の我儘全部叶えてくれるの嬉しくてさ」
「夜曲作ってる時俺が部屋に入ると作業やめて俺だけに向いてくれるのが大好きでさ」
「なんだかんだ喧嘩じゃ最後は折れてくれて俺のこと抱き締めてくれた時が一番俺のこと好きなんだって確認できる瞬間だった」
それ本人に言えばいいのに。
そんなこと思いながらもまあ後でAヒョンに伝えておくことくらいはしておこうかな、なんて。
166人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ころ(プロフ) - ゆりとさん、はじめまして!マフィアパロが気に入りました!良かったら続いてほしいです♡ (2023年2月25日 20時) (レス) @page17 id: f0c546f4c5 (このIDを非表示/違反報告)
しずる - ジョンハンの続きが見たいです!!何回もリピートして読んでます!更新待ってます! (2019年6月26日 21時) (レス) id: 9158d4b009 (このIDを非表示/違反報告)
YU-A - 更新される度、楽しみに読んでます!希望として、裏のお話を読みたいです! (2019年3月23日 14時) (レス) id: 9e11bf32c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんちきん(プロフ) - NCTのマフィアパロ個人的に好きなので!頑張ってください!! (2019年3月15日 13時) (レス) id: 5d2a6311dc (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2019年3月2日 18時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆりと | 作成日時:2019年3月2日 12時