テテちゃんとお酒 ページ21
男主サイド
こっくりこっくりと船を漕ぐ愛しいマンネをソファに移した後暫くするとほぼお開きになった。
片付けをするナムジュニヒョン、夜食を作るジニヒョン、寝ると立ち上がるユンギヒョン、諸々。
「Aくんはまだのむの、」
とろけた目でまだ酒の余る缶を軽く振りながら笑うテヒョン。俺はもう寝たいかな。そう言いかけたところでヒョンたちの視線。ああ、相手しとけって？はいはい。
『どうしようかな、もうお腹いっぱいなんだ。』
「まだねないならつきあってよ。」
舌ったらずにそう言われて肩に頭を預けられてどうしようかと考える。正直寝たい。
また1人また1人とリビングから人がいなくなる。その内2人きりになった。
テヒョンといえばぼんやりしながらちびちびと飲んでいる。
『眠いだろ。寝ようか。』
「やだ、まだいる、のめる、」
『うそつけ。眠いだろ。』
缶を取り上げるともうほぼ空で安心した。
全く力の入ってない手を伸ばして駄々をこねるテヒョン。
「やめて、のむの、…なんでひどい、」
抵抗してる最中少しずつテヒョンの大きな瞳に涙が溜まっていく。おいおい、泣くのは違うだろ。
缶をテーブルに置いて伸びる手をとって指を絡める。
そうすると何故か大人しくなった。
『飲み過ぎ。明日頭痛くなるだろ？』
「それでいいもん、Aの夢見れるなら」
ぐす、と鼻を鳴らし始めたテヒョンに俺の頭が痛くなる。
意味がわからない、と脇に手を差し込んで抱き上げる。このまま部屋に連れて行こう。うん、可愛いマンネよりは全然軽くて楽だった。
「やだ、まだねたくない、やだ、ねえやだったら」
『うるさい。ほらついたよ。』
「やだってば、ほっといてよ」
付き合えと言ったのはお前だろと言いたくなった。
ベッドにゆっくり下ろすとやだやだとコアラのように抱きついて降りない。
仕方なくそのまま押し倒すようにベッドに雪崩れ込んだ。
『ほら、寝な。』
ちゅ、と鼻頭にキスすると嫌がるような頭を振る。
瞼、額、頬、とキスすると嗚咽が酷くなった。
少し視線を下に向ければテヒョンの目の縁に涙がついてて長い睫毛が湿ってて。
「やだ、やめて、やだぁ……ひどい、すきでもないくせに、やめてよぉ…」
ほら、さっさと寝な。
ーーーーーーーーーーーー
リハビリなう。
うちのテテちゃんは5歳児です。
終わり
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ころ(プロフ) - ゆりとさん、はじめまして！マフィアパロが気に入りました！良かったら続いてほしいです♡ (2023年2月25日 20時) (
レス) @page17 id: f0c546f4c5 (このIDを非表示/違反報告)
しずる - ジョンハンの続きが見たいです！！何回もリピートして読んでます！更新待ってます！ (2019年6月26日 21時) (レス) id: 9158d4b009 (このIDを非表示/違反報告)
YU-A - 更新される度、楽しみに読んでます！希望として、裏のお話を読みたいです！ (2019年3月23日 14時) (レス) id: 9e11bf32c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんちきん(プロフ) - NCTのマフィアパロ個人的に好きなので！頑張ってください！！ (2019年3月15日 13時) (レス) id: 5d2a6311dc (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年3月2日 18時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりと | 作成日時：2019年3月2日 12時
