LDHのドSくん。 (ページ33)

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登坂サイド

『臣さん、』
「ッぁ、ゔ、ッ、ふぅ、ッ」

岩ちゃんのいやらしい甘い声と中に入ってるもどかしいくらい弱い刺激しか与えてくれない玩具のせいで。興奮の頂点に達してる俺の耳元でAに呼ばれた。
アイマスクで見えないし、いきなりのことでびくつくと頬を抑えられてリップ音を鳴らしながら耳にキスされる。

「ッふ、ッぁ、…ん"ッ、ん"ぅ、ッ」

僅かな刺激にも感じてしまい、猿轡で口で伝えることもできないので頭を振って逃げるとぽすんと仰向けに倒された。
なすすべも無く不安と期待に身体を震わせてると少し冷たい手のひらで身体を撫でられて、一々ビクついてたら笑い声が聞こえた。

「っ、ゔ、っん"～、ッん、くぅ、ン、っんん」
『岩ちゃんの声に興奮しました？』

聞かれて一度だけ頷くと、そっと猿轡を外される。
酸欠になりかけてたから危なかった。
息を整えながら少しでも大きな刺激を拾おうと中の玩具を締め付ける。

「ッはあ、ぁッ！も、ッと、強いの、あ、ぁっ！」

玩具を奥まで押し込んで、指で気持ち良いところを引っ掻くように刺激する。
逃げるように腰を引くと、腰を掴まれる。
焦らされた俺にはその快楽は大きくて、辛すぎた。

「あ、ぁッ、ふ、あぁああっ、や、ッん"っ！ひ、ぃっ、ゔ、っ！！」

びくびくといきそうになるけど、もう少しというところで指を抜かれた。
もどかしくなってゆるゆると腰を揺らすが、Aは俺の体を撫でて俺の胸の突起を手のひらで転がす。

「っ！あ、ッや、っ、それ、ッじゃ、なっ、ぃっ、」

違うと首を振るけど、摘んだり引っ掻いたりと気持ち良いのにいけないのが苦しくて唇を噛んだ。

『…お仕置きですから。』

笑い声混じりのAの声に真っ暗な視界で目頭が熱くなる。
優しく頬を撫でられてそっと唇にキスされて。

『泣いてるの？』
「い、っあ、！？や、ッぁ、ふゔッ！」

玩具の振動をいきなり強くされてきつく締め付けた。

「ッああ！っん、ぐっ、ッや、な、っんん！ふ、あぁっ！」

達しそうになるけど、達するには足りなくて。
いきそうなのにいけない、みたいなのの繰り返し。

「も、ッゆ、るして、っ、ッひ、ぅ、ッんあぁあっ！！あ！い、きたっ、やあぁっ」
『うるさい口は塞ぎましょーねー』

また猿轡を付けられて苦しくなった。
辛くて、アイマスクに涙を染み込ませながら体を撫でるAの手に何度もびくついた。