DOPE短編集 (ページ29)

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Part6 ページ29

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午前にあった塩野郎は、いつもの塩野郎より優しい感じがした。表に出るのは、塩対応な彼だけど、裏に隠されてるのは優しい彼。本当もったいないなぁ...

ソヨン「先輩？せーんぱい？先輩！先輩ってば！！」
「あ、ごめんごめん、どうした？」
ソヨン「どうした？じゃないですよ！こっちが聞きたいですよ！どうしたんですか？午前のオフから戻ってきてずっとそんなんですよ？ぼーっとして」
「考え事してた、ごめん」
ソヨン「もしかして、あの塩対応士官さんのことですかぁ笑」
「な、なわけ...」
ソヨン「図星ですね」
「午前のオフでカフェに行ったら、あいつがいて、一緒にいたの」
ソヨン「え！？一緒にいたんですか！？先輩関わるの嫌がってたじゃないですか！」
「私は、嫌だったから、いいですって言ったのにあいつがトレー奪うから...」
ソヨン「で、どんな話をしたんですか？」
「性格直せばモテるよとか、あいつが好きな人がいるのに冷たくしちゃうとか？」
ソヨン「先輩、グサッと塩対応士官さんの悩みに釘を刺したんですね...」
「だって、私服オシャレだったから...」
ソヨン「まず、塩対応士官さん、好きな人いるんですか？」
「らしいよ、最近できたんだって」
ソヨン「ほら！やっぱり！先輩のこと好きなんですよ！」
「いや違うから絶対！」
ソヨン「私、先輩のこと好きに1票！」
「好きじゃないに1票、むしろ嫌いだと思う」
ソヨン「この賭け、負けた人は、勝った人の言う事を聞くんですよ！いいですね？」
「いいよ、絶対！に私のことじゃないから！ソヨン、覚悟しておきなさい！」
ソヨン「私も勝つ自信あります！」

塩野郎が私のことを？ありえない。あんな出会い方して、好きとかありえる？
でも、少し優しい面を見たけど、印象変わったかも。彼は私のこと、どう思ってるんだろ...