DOPE短編集 (ページ24)

今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:14,980 hit

Part1 ページ24

救急救命医の私がまさか軍医になるとは...

ソヨン「先輩、私たちどうなっちゃうんでしょう...」
「何が？私は軍医も悪くないと思うけど？別に戦争中なわけじゃないし、そこまで重症患者は出ないでしょ」
ソヨン「でも、私は救急救命医に戻りたいです(泣)」

後輩のソヨンは、あまり乗り気ではないみたい。正直いって私も乗り気ではない。ただ業務をこなすだけ。

軍人「あっ、A先生！ソヨン先生！こっちです！」
「初めまして、今日からよろしくお願いします」
軍人「こちらこそよろしくお願いします。早速なんですけど、施設などについて説明しますね」
「はい、お願いします」

この人は軍のリーダーなのか、私たちに淡々と施設などの説明をしてくれた。

軍人「説明は以上です。何か分からないことがあれば私や士官などに聞いてください。」
「分かりました。ありがとうございます。」

そして、軍のリーダー的な人と別れ、宿舎に来た。

ソヨン「私、必要な時以外出ませんからね。本当にホームシックになりそうです(泣)」
「そんなこと言わないで頑張るのよ」
ソヨン「先輩がいなかったら私今頃脱走してました」
「そんな事言わずに3ヶ月我慢して、きちんと業務こなして帰るわよ」
ソヨン「頑張ります(泣)」
「私ちょっと散歩してくるから」
ソヨン「散歩って！気をつけてくださいよ！」
「大丈夫だって笑」

私はこの時何も知らなかった。まさかあんな塩対応すぎる男に会うなんて...