悪魔教師と悪魔の子 ページ16
side??
往来であれば魔界から1人の子供が消えた所で何ら支障はない。魔界的には支障はないし、俺からしても支障はない。だが今回は特例だった。何せ消えたのは見知った子悪魔なんだから……Aは、
『……ぅう』
「僕の事覚えてるかな？」
『……えー……と…せんせ』
「正解、エイト先生だよ」
消えたと心配されていたAの元にどうして来れたのか…は正直自分でも分からない。真っ先にこの子の元に駆け付けたいのはあのヒトだろうに…一番乗りか
『…お、ししょ…さまは…』
やっぱりそうなるかぁ……いやそりゃそうか、この子の云うお師匠様というのはこの子を育てた親でもある
『……お師匠さまぁ……』
「あー……よしよし」
ポロポロと泣き出してしまったAから離した手を脇の下に入れよいしょと抱き上げる。そういえばさっき誰かに声掛けられたなと思って顔を上げたら、入口付近に2人男が立っていた。何やら説明しないといけない雰囲気…いやでも、それよりこの周りに張ってある結界みたいなのをどうしようか
「……うん、なるほど」
Aを片手で抱きながら、もう片方の手で軽く結界に触れる。コンコンと二度軽く叩くが強度はそこそこ……なるほど、これはこの子では壊せない。俺が此処に来た時には既にこの結界は張られていた……そしてその中に居たAは、暴走状態に近かった。閉じ込められたことに対する不安から自力で壊そうとしていたのか…小さな手を取って見てみれば、爪が痛々しく欠けたり剥げたりしていた
「……」
良く見れば閉じられた翼にもちらほらと傷が見える。焦げた様な、切れたような…致命傷には見えないが、それでも傷が浅い訳では無かった
「A、これは？」
『……まほう…避けられなかった』
「…そうか……じゃあ之は？コレは怪我じゃないね？」
先程から気になっていた口元の血液。俯いたAの顔を上げさせ口にグッと親指を入れてキズが無いか確認するが、怪我をしているわけではないらしい…となるとやっぱり、喰おうとしてたのか。それでこの結界で捕まえられていた、と………なかなかどうして面倒な事になっているらしい…が、それでも、その前に一つだけ問いたい事があった
「この子を攫ったのは誰？」
煙草を握って火を消し問えば彼等はビクと固まった
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(^^) - てぇてぇ (3月30日 4時) (
レス) @page36 id: 4e37b35646 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 夜宵依さん» コメントありがとうございます！教師陣がかっこいいと言って頂けて嬉しいです…！是非ぜひ、ツイステの方も面白いので見てみてください！ (9月3日 23時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - ヴァターシさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張ります (9月3日 23時) (レス) @page30 id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵依 - 教師陣かっこよすぎます……！！ツイステは見たこと無かったのですがこの作品をきっかけに見てみようかな、と思いました(*^^*) (8月24日 22時) (レス) @page30 id: 8ca662a052 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァターシ - イフリート先生やダリ先生、オペラ先生がかっこよかったです。これからの更新頑張ってくださいね (8月7日 19時) (レス) @page30 id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2023年4月20日 22時
