悪魔教師 ページ15
医務室に運ばれたリーチ君は幸いにも命に別状はなく、治療を施された彼は私を見るなりあの子を責めるなと言ってきた。何故かと問えば「稚魚ちゃんはなんも悪くねぇから」との事
「責めませんが、然るべき処罰は与えますよ」
フロイド「何すんの」
「それはこれから決めるんです。兎も角キミは回復を最優先としなさい。アーシェングロッド君達には連絡しておきましたのですぐに来ると思いますよ」
フロイド「ゲッ！チクったとか最悪なんだけと！？」
「チクったとは失礼なっ！報告ですよ！」
フロイド「ガクエンチョーさぁ！そういうとこだから！」
私が言えばリーチ君はギャーギャーと騒ぎ出す。最悪だとか好き勝手言ってくれますが、ベッドを叩きつけるその様は先程まで力無く倒れていたとは思えない。まぁ元気ならそれでいいんですけど！
「バルガス先生にトレイン先生、任せましたよ！」
何時までも彼に構っていたらキリがない…元気ならそれで良し！…2人に任せて医務室を後にした私は急ぎ足で学園長室へと向かった。あの子を拘束したクルーウェル先生を待たせてしまっている、早く…急がなければ……あの子がこれ以上誰かを傷付けてしまう前に、然るべき処置をしなければ……と、焦りを滲ませながらも学園長室のドアを開けた時だった
??「あーあー…怪我しちゃって…」
扉を開けた瞬間、聞き慣れぬ声と共に見知らぬ匂いがフワリと香る。反射的に杖を構えた先には此方に背を向けしゃがみ込む男の姿があった
??「はいはい、いい子だから暴れない」
男は私とクルーウェル先生に気付いているのかいないのか、部屋の中央に張られた結界の中で暴れるA君の手と頭を背後から床に押さえ付けていた
『ぅ……ぁう』
??「Aー、僕の事分かるかな？」
自分よりも遥かに小さなA君の身体を床に押さえ付けた男は…煙草を咥えながらそう言った。一体何がどうなっているのか、あの男は誰なのか……入口付近に立っていたクルーウェル先生に問いかけるが彼は首を横に振り、気付けば其処に居たのだと、そう言った。それ以外は分からないと……ただ分かる事が有ると言えば……男はこの学園の者でもなければ、人間でもないと言うこと
「……其処の貴方、何者ですか」
細心の注意を払いながら、刺激しないように…警戒を怠らないように問かければ、男は自身の下に押さえつけたA君から視線を逸らさず「先生だよ」とだけ言ってきた
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(^^) - てぇてぇ (3月30日 4時) (
レス) @page36 id: 4e37b35646 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 夜宵依さん» コメントありがとうございます！教師陣がかっこいいと言って頂けて嬉しいです…！是非ぜひ、ツイステの方も面白いので見てみてください！ (9月3日 23時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - ヴァターシさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張ります (9月3日 23時) (レス) @page30 id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵依 - 教師陣かっこよすぎます……！！ツイステは見たこと無かったのですがこの作品をきっかけに見てみようかな、と思いました(*^^*) (8月24日 22時) (レス) @page30 id: 8ca662a052 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァターシ - イフリート先生やダリ先生、オペラ先生がかっこよかったです。これからの更新頑張ってくださいね (8月7日 19時) (レス) @page30 id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2023年4月20日 22時
