悪魔の子と監督生 ページ2
sideA
僕はA。ディアソムニア寮の1年生、今日も今日とてお師匠様の言葉通りに、モフモフを堪能してから鍛錬に励む。気付いたら見ず知らずの場所……此処に居て、だけど生きてたから万々歳！
『よーっし、やるぞー！』
一度、二度、と屈伸してからグーッと後ろに身体を伸ばす。そうしたらフゥと息を吐いて掌に魔力を集中させる。お師匠様は魔法を使う訳じゃないけど…それでも、忙しい合間に基本的な事は教えてくれた。優しくて強くてかっこいいお師匠様
「あの！」
『んぇ？』
お師匠様の教え通りに魔法の呪文を唱えようとしたら、後ろから声をかけられた。振り返るとそこには、スカートを履いた子が立っている。そういえば…入学式？で、なんか騒がれていた子だ。男子校なのに何故か入学していた女の子…しかも魔法が使えなくて、更に異世界人だとか言われてる、めっちゃやばい子
『なあにー？』
「えっと、その、グリム…見てませんか？…」
『…ぐりむ？見てないよ』
「あの、猫…なんですけど……いやアレを猫って言っていいのかどうか」
『ねこ！？』
面倒臭くて、はやく鍛錬を再開したくて言ったら猫って単語が聞こえて思わず反応してしまう。念子といったらモフモフ、レオナ先輩よりもモフモフな…本物の、ねこ！！
『ねこ！？念子いるの！？…キミ、念子探してるの！？』
「え…え？」
『いいよ！一緒に探してあげる！あ、僕はA、ディアソムニア寮の1年生！よろしくね！……そうだ、キミの念子見つけたらモフモフさせてね！』
たじろぐ女の子の手をガシッと握り僕はニッコリ笑いかけた。ヒェッて言われたけど聞かなかったことにしよう！念子はモフモフ……モフモフは全てを救う！はやくモフモフ堪能したい！
『よーし！モフモフグリル探しにいこー！』
「グリルじゃなくてグリムです！」
鍛錬をやめて歩き出した僕の後ろを彼女は慌てて追いかけてきた。グリルじゃなかったっけ？って聞けば、違いますって言われる……別にどっちでもいいよ、モフモフなら
(…もっふーもふ、もふもふ何処かな〜)
正直に言えば、ディアソムニア寮じゃなくてサバナクロー寮に入りたかった。この間転寮出来るってしって、届けを出しに行こうとしたんだけど…途中でぶつかったレオナ先輩が「絶対に来るんじゃねぇ」って届けを砂にしたから、結局転寮できずじまい。悔しいから毎日あの人追いかけて遊んでる、因みに昔聞いたけど…僕のお師匠様も似たような事してたらしい
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(^^) - てぇてぇ (3月30日 4時) (
レス) @page36 id: 4e37b35646 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 夜宵依さん» コメントありがとうございます！教師陣がかっこいいと言って頂けて嬉しいです…！是非ぜひ、ツイステの方も面白いので見てみてください！ (9月3日 23時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - ヴァターシさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張ります (9月3日 23時) (レス) @page30 id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵依 - 教師陣かっこよすぎます……！！ツイステは見たこと無かったのですがこの作品をきっかけに見てみようかな、と思いました(*^^*) (8月24日 22時) (レス) @page30 id: 8ca662a052 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァターシ - イフリート先生やダリ先生、オペラ先生がかっこよかったです。これからの更新頑張ってくださいね (8月7日 19時) (レス) @page30 id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2023年4月20日 22時
