検索窓
今日:24 hit、昨日:62 hit、合計:34,043 hit

悪魔の子を溺愛しているお客様 ページ13

sideオペラ


昨夜遅くまで起きていたAは次の日の昼過ぎに目を覚ます。流石に昼には起こさなければと部屋に行った際に、ベッドの上で目をあけたままボーッとしていた


「…A…?起きたらおはようございます、でしょう?」

『……はぁよ…ございます』

「はい、おはようございます。今日はAにお手伝いはありませんよ」

『…おししょーさまの、おてつだいします』

「お師匠様のお手伝いはないんですよ。顔を洗って、身支度を整えなさい……Aは1人で出来ますか?」

『できる!』


眠たそうに目を擦るAの手を離しながら言えば、パッと顔を明るくし元気よく返事をする。先程までの眠気は一体どこに飛んだのでしょうね…できるできるとはしゃぐAをベッドから降ろしドアを開けてやれば脱兎の如く洗面所へと向かった


……とはいえ心配なものは心配なので、洗面所へと後をついて行けば、案の定手が届かずに背伸びの姿勢のままプルプルと硬直しているAの姿がそこにある


『……とどかなぃい』

「はいはい…だと思いました。そういう時は踏み台を使いなさいと言っているでしょう?踏み台は何処にあるか分かりますか?」

『ないもん』

「真横にありますよ……はぁ…まぁ良いでしょう。支度が終わったらAにお客様が待ってます。おもてなし出来ますか?」

『おきゃくさま!……おてもなし(・・・・・)できます!』


私の言葉に元気よく言ったものの、結局顔を洗うことから歯磨き、寝癖を整える事に至るまで私が手伝うこととなった。服を着替え終えたAの背をポンと軽く叩けば、またもや勢い良く走って行く。まぁ…お客様とは言っても昨夜会ったばかりの悪魔ですし、私は私でやる事をしましょう



















『きゃぁあぁぁぁ!!!』


ダリ「ほーら魔獣が追いかけて来るぞ〜!」




「……」





ものの数分後、庭先で楽しそうな悲鳴をあげながら逃げるAとお客様の姿が目に入る…………あの悪魔、教師統括だった筈なんですが…良いんでしょうか…












エイト「やっぱり居た!!」


ツムル「抜け駆けはずるいって!」













……なんて考えていたら、お客様が増えました

魔性の子→←お師匠様で育て親



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
373人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

風船ガム - くじらさん» 朝からの癒しになって良かったです!更新頑張ります! (9月6日 20時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
くじら(プロフ) - 朝っぱらから癒やされました。更新頑張ってください…! (9月6日 6時) (レス) @page12 id: 85541f6d4c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - コウさん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります (9月5日 9時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 赤憑さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて良かったです…!ご希望に添えられていたら幸いです……是非これからもよろしくお願いします (9月5日 9時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - とても面白かったです!これからも頑張ってください! (9月5日 6時) (レス) @page9 id: e3e40485f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風船ガム | 作成日時:2023年4月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。