お師匠様で育て親 ページ12
夜中に突然爆音と凄まじい土煙が襲いかかってきたら誰だってビックリするし、当然A君は泣き叫んだ。泣いて暴れるA君を落とさない様にしながら他の皆と同じように警戒していれば、土煙の中から1人の悪魔が姿を現す
サリバン「オ…オペラ…！起きたの…！？」
ダリ先生と話していた理事長はサァと青ざめ悪魔に駆け寄るが、念子耳に赤い髪を持つ彼は泣きじゃくるA君を見て此方に歩いてくる。オペラといえばサリバン様のSDだけど…うん、本能的にこのままA君を抱いてるのはまずいと思って僕はA君を地面に降ろした
『ぁあぁぁああ！』
オペラ「サリバン様、Aを連れ出したのは貴方ですね」
サリバン「えっ……えぇっとぉ」
泣きじゃくるA君を抱きかかえた彼は一つ問いかける。けれど理事長は冷や汗を垂らし口篭っていた。何が起きているのか理解が追いつかない僕らがその様子を見ているとオペラさんは此方に小さく会釈する
オペラ「悪魔学校の教師の皆様、ご迷惑をおかけしました。この子は連れて帰りますのでご安心ください」
ダリ「いえいえ、迷惑だなんてとんでもない。此方としても良い息抜きになりました。よければまた連れてきてくれると嬉しいです」
サリバン「そうだよオペラ、A君は癒しなんだから。僕はね、残業で疲れてるみんなにA君と差し入れを持って来ただけだよ」
オペラ「……そうですね、それ自体は構いません。ただ…私はこの子から危険を少しでも遠ざけたいだけです。サリバン様と共にいる所をよからぬ輩に見られたら？…Aが1人で遊んでいる時にその輩がこの子を拐う様な事があるかもしれない。この子は不思議と他人を惹き付ける素質があります。私もなるべくAを1人にしないように心掛けてはいますが、それが出来ない時もあるんです」
厳しい様で、そうでは無い…この悪魔が言っている事は最もだ。ダリ先生も他の先生も今のできっと分かった筈だ、この悪魔こそA君のいうお師匠様で、この子を育てる親なんだろうということを
ダリ「…それじゃあ此処に来た時は僕達が守りますよ。教員としてそれは当然ですけど……それから暇があったら会いに行っても良いですか？」
「あっ、ズル。僕も行きたいです」
ダリ先生に続くように僕や他の先生が言えばオペラさんはそれはサリバン様の答えによると言ったけど……理事長は即答でOKを出してくれた
ダリ「ヨシ！これで会えなくなる事は無い！！」
ダリ先生の喜びようが異常だったのは…言わないでおこう
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風船ガム - くじらさん» 朝からの癒しになって良かったです！更新頑張ります！ (9月6日 20時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
くじら(プロフ) - 朝っぱらから癒やされました。更新頑張ってください…！ (9月6日 6時) (レス) @page12 id: 85541f6d4c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - コウさん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります (9月5日 9時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 赤憑さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて良かったです…！ご希望に添えられていたら幸いです……是非これからもよろしくお願いします (9月5日 9時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - とても面白かったです！これからも頑張ってください！ (9月5日 6時) (レス) @page9 id: e3e40485f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2023年4月29日 23時
