Hurry up! -Daiki.A- (ページ29)

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＊Ep.29 ページ29

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あ「何で…」

涼「何でって婚約者だから?」

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家に帰りゆっくり休んでいると部屋に突如入ってきた涼介。

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涼「大切な彼女が早退したんだから、お見舞いに来るの当然でしょ?

執事さんも普通に通してくれたよ。」

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涼介はそういうと、私が寝ているベッドに腰掛け、

妖しく笑った。

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逃げないと、また何かされる。

そうはわかっていても、恐怖で中々動けない。

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涼「まさか、今でも婚約者の俺より、元執事を選ぼうと思ってる?」

あ「…」

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涼「俺よりアイツを選ぶって言うなら…

大貴を本気で……潰すよ?

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あ！大貴だけじゃないかな。

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Aにもめちゃくちゃになってもらわないと…

俺の傍を離れないように、アイツの傍に行かないように…」

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徐々に近づく、涼介の歪んだ瞳。

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あ「涼介……お願いだから…もうあんなこと…」

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涼「アイツはもうこの家に入ってこれないし…

邪魔者はもういないね。」

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涼介はそういうと、私に強引にキスをした。

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そして、勢いよく引きちぎられるブラウス。

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涼「さっきの続き…してあげるから。」

あ「嫌っ…止めて…誰か―――…ンッ…」

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私が叫ぼうとすると、涼介はすぐキスで口を塞ぐ。

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私はどうにかして逃げられないかと、

手足をばたつかせ抵抗するが、涼介の力には敵わない。

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その時、突如…私の部屋の扉が開いた。

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