黒の魔法使いの継承者 ２

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試験が終わり、各々が自由を満喫しているなかハリーはイライラしていた


ロン「ハリー、もっと嬉しそうな顔をしろよ。試験でどんなにしくじったって、結果が出るまでにまだ一週間もあるんだ。
今からあれこれ考えたってしょうがないだろ」

ハリ「いったいこれがどういうことなのか知りたいよ！」


ハリーは額を擦りながら、怒りを吐き出すように言う


ハリ「ずぅーっと傷がうずくんだ

今までも時々こういうことはあったけど、こんなに続くのははじめてだ」


ハーマイオニーは心配したようにマダム・ポンフリーの元へ行くことをすすめる


しかし、ハリーはこのうずきはきっとなにかの警告なんだという


ロン「ハリー、リラックスしろよ、ハーマイオニーの言うとおりだ。ダンブルドアがいる限り、『石』は無事さ。スネイプがフラッフィーを突破する方法を見つけたっていう証拠もないし。
いっぺん足を噛みきられそうになったんだから、また同じ事をするわけがないよ。
それにハグリットだって口を割ってダンブルドアを裏切るなんてありえないよ。
そんなことが起こるくらいならネビルはとっくにクィディッチ世界選手権のイングランド代表選手になっているよ」


急に話にネビルが出てきたことをAは不憫に思った


でも、なんでだろう
何かを忘れている気がする

とても重要な何かを


フラッフィー、三頭の犬、ハグリットがギリシャ人から買った


ん？ハグリット？


ハグリット、ルビウス・ハグリット
森の番、ノーバート、ドラゴンの赤ちゃん
ドラゴンの卵


ハリ「『あっ！』」


そうか！わかったぞ！


ハリーとAはハグリットの小屋へ走った

道中ハリーは自分の推理を説明する


ハリ「ハグリットはドラゴンが欲しくてたまらなかった
でも、見ず知らずの人間が、たまたまドラゴンの卵をポケットに入れて現れるかい？
魔法界の法律で禁止されているのに？

ドラゴンの卵を持ってうろついている人がざらにいるかい？
そしてたまたまハグリットと会うなんて、話がうますぎると思わないかい？
どうして今まで気づかなかったんだろう！」


ハグリットの小屋につくと、ハリーはドラゴンの卵をもっていた人物のことについて尋ねた


ハグ「わからんよ。マントを着たままだったしな」


そりゃそうだ。
そう簡単に姿をみせるわけがない


『その人とどんな話をしたの？

例えばホグワーツの話とか？』



ハグ「話したかもしれん」

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