開始 ページ35
【修学旅行前日・夜】
「あんたちゃんと準備してるんでしょうね」
母にそう言われる
『大体終わった』
「'アレ'ちゃんと持ったの？」
『…持ったよ』
「…そう、何かあったらちゃんと先生に言うんだよ」
_____そう。私には誰にも言ってないコトがある。
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【修学旅行当日・朝】
東京駅団体集合場所
「おっはーA！」
『おはよー！みっちゃん、せっちゃん』
「バリ眠いんだけど〜」
『だね〜』
私たちはついに修学旅行当日を迎えた
一緒に行くと決まってからも
イヌピー達は学校には来なかった
これを機に学校に来るようになって
もっと近づけるかもという淡い希望は消えた
そのかわり、メールを頻繁に交わすようになった
初めは班行動でのアレコレを決めるための
業務連絡的な内容だったが
次第に今日何をしたかとか、今ここにいるとか
他愛もない話もするようになった
本当は電話もしてみたかったけど
親にばれたくないし
イヌピーは暇な時間が少なそうだったからやめた
もっと知りたい。
もっと君を見ていたい。
もっと声を聞きたい
会話を重ねるごとに大きくなる想い
流石にもう完全に好意を抱いていることに気づく
この旅行中何かしら自らアクションを起こす
そう腹に決めながらイヌピー達の到着を待つ。
集合時間ギリギリでようやく
イヌピーとココくんが登場した
現れた二人の姿
(正確にはイヌピーしか目に入らなかったが)
に目を見開いた
当たり前っちゃ当たり前だけど
学ラン、つまり制服を着ていた
特攻服しか見たことなかったからすごい新鮮だった
というか格好良すぎて叫びそうになった
『おはよ、イヌピー。とココくん』
「おはよ、A」
そんなカッコいい姿で名前呼ばれると
本当に照れてしまう
『…制服も似合うじゃん』
今鏡見たら100%赤面しているだろう
だけど勇気を振り絞って言った
「仮にも中学生だからね。
もしかしてオレいじられてる？」
『本気で言ってる！』
「怪しい」
なんて言葉を交わしていると
「うわー俺空気みたいじゃん。帰りてぇー」
とココくんが言い出した
「そんなことないよ。ココはココだよ」
「そういうことじゃねぇ」
独特の空気感を纏う二人の会話は聞いてて飽きない
そうこうしてるうちにながーい先生の話が始まり
スケジュールなど確認したのち
私たちは新幹線の座席へと移動した
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ちえ - イヌピーが履いてるヒールは女物ですかね？😒 (2022年2月21日 1時) (
レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
ak11(プロフ) - しおまるさん» 私も書きながらイヌピーのメール待ってるみたいな感覚になりました(^^)え！！！そうなんですか？！この界隈にタメの方いらっしゃるなんて驚きで私も親近感湧きました(´∀｀)ありがとうございます、頑張ります！ (2021年10月3日 9時) (レス) id: d780f26d6e (このIDを非表示/違反報告)
しおまる(プロフ) - メール問い合わせするところ、ほんとにイヌピーからのメール待ってるみたいでどきどきしました（ ; ; ）笑 しかもakさん、大4の年って…タメです…！すみません、余計親近感湧いてまたコメントしちゃいました！笑 卒論ファイトです！続き楽しみにしてます＼(^^)／ (2021年10月3日 3時) (レス) @page34 id: d02635b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
ak11(プロフ) - ちえさん» コメントありがとうございます^_^超うれしいです！！修学旅行はイヌココ尊い展開にしていくつもりなのでよろしければご覧くださいませ(^^) (2021年9月16日 18時) (レス) id: d780f26d6e (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - イヌココちゃんが尊すぎて死んじゃう (2021年9月16日 17時) (レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ak11 | 作成日時：2021年8月24日 3時
