片翼の竜【ヴィランズ手下】 (ページ14)

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第12話ページ14

『ただ今戻りました』
マレフィセント｢おや､帰ったかい｣
ディアヴァル｢お帰り｣
マルフィ｢全員片付きました｣
マレフィセント｢あぁ､ご苦労だったね｣
ディアヴァル｢仕事早くなったよなぁ｣
『ふふ､でしょ?』
マレフィセント｢流石ドラゴンだ…成長も早いね｣
ディアヴァル｢この前まではこんなちっちゃかったのになぁ｣
マルフィ｢魔力もしっかりしてきているしね｣
『えへへ～…ところでマレフィセント様､その手に持っているのは?』
マレフィセント｢これかい?｣

マレフィセントの手には黒い封筒が握られていた

マレフィセント｢これは仕事の依頼だよ｣
マルフィ｢?何のですか??｣
ディアヴァル｢なんでも…人間の世界でリクルーティングをするって｣
『リクルーティング?』
マレフィセント｢あぁ､どうやらディズニーシーの今年のハロウィンは我々ヴィランズが主役らしくてね…そこで人間達をヴィランズの世界へ招待しようって話だとさ｣
『人間を…』
マレフィセント｢そこでリクルーティングに誰か一人を出してくれと言われてね…マルフィに行ってもらおうと思ってたんだよ｣
マルフィ｢私…ですか?｣
マレフィセント｢どうやら夏からホテル･ハイタワーでハロウィンが終わるまで滞在してもらうらしい…他の手下達も来るだろう…出来るかい?｣
マルフィ｢承知しました｣
『夏ってことは…もうすぐ?』
ディアヴァル｢そうだな｣
『じゃあマルフィとはハロウィンが終わる迄会えないの?』
マルフィ｢…どうなんでしょうか?｣
マレフィセント｢いや…休みの日もあるみたいだから会えるときは会えるだろう……ただ私もハロウィンにはディズニーシーに行かないといけないからねぇ｣
『え?』
マレフィセント｢ハロウィンのショーに出なければいけないんだよ｣
『じゃあ…マレフィセント様もハロウィンの間は…』
マレフィセント｢あぁ…それにディアヴァルも連れていこうと思っているからね｣
『…』
マレフィセント｢ハロウィンの期間だけさ……A､1人でも大丈夫かい?｣
『………はい…』
マレフィセント｢本当に?｣
『…大丈夫です……その間､しっかりこの城を守ってます!』
マレフィセント｢すまないね……連れていけたらよかったんだが……きっとまだお前には早い…｣
『?』
マレフィセント｢マルフィには近々迎えが来るだろう｣
マルフィ｢分かりました｣