終 ページ9
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帰ったんだ、元の時代に。戻ったんだ、元の生活に。
炭治郎くんの、ごつごつした指が私の頬を撫でた気がした。その頬を、涙が流れた。
どうして置いていったの、炭治郎くん。その手で私を連れて行っても、何の文句も言わなかったのに。
ふと、炭治郎くんの着ていたジャージが私の側に畳んで置いてあるのに気づいた。ぴっしり畳んである。きっと丁寧に畳んでくれたんだろうな。
あれ?胸のポケットが、妙に膨らんでいる。何か、入っているのかな……あ、メモだ。
それには、炭治郎くんの几帳面な字で、こう書いてあった。
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『愛しています、どの時代にいても。
俺は、絶対にAさんのことを忘れません。
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生まれ変わっても、あなたの隣にいることを誓います。』
終
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くらげ(プロフ) - もちさん» コメントありがとうございます!続編、書くことにしました!拙い文だとは思いますが、是非… (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ぽさん» コメントありがとうございます!炭治郎目線の話、書いてみようかと……よろしくお願いします。 (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 友鏡さん» コメントありがとうございます!続編作ってみました…!よろしくお願いします! (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
もち - あの、この続編書いていただけn(殴 (2020年1月6日 0時) (レス) id: cd1b07e792 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 面白かったです!炭次郎目線のお話も書いて欲しいです…無理せず、自分のペースで頑張ってください!応援してます!! (2020年1月4日 21時) (レス) id: cd196ace40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ | 作成日時:2019年12月27日 22時