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よっかめ ページ5

*




『連れて行く!?駄目だよ、仕事だから!』

『俺も働けます!!』

『いやいや、そういう問題じゃなくて…!!』



何故か仕事についていきたいらしい炭治郎くんをなんとか説得して、朝を迎えた。


「ちゃんと帰ってきてくださいね」

「もう、大丈夫だよ。炭治郎くんこそ、このメモに書いてあるようにしてたら多分ご飯も大丈夫だから」

「めも」

「これ。色々書いてあるでしょ?長い時間一人だけど…出来るだけ、私も残業とかしないようにするから。じゃあね、行ってくる」

「ちょ、ちょっと待ってください!」

「え、何ーー」


突然。ぎゅうっと抱き締められた。



「たた、炭治郎くん…!?」

「お姉さん充電中です」

「え、も、もう行かなきゃ、だし…!」


「ーーよし。では、頑張ってくださいね。行ってらっしゃい」

「い……行ってきます…」




バタバタと忙しく家を出て、駅まで走る。



顔が熱い。なんで、なんで?
年下に、こんなことされるなんて。気持ち切り替えなきゃ…ああだめだ、どうしても顔がゆるゆるになっちゃう!







ーーそして、午後十一時。



完っ全に遅くなってしまった!部長の圧力に勝てなかった…早く帰るつもりだったから、夜ごはんも準備してきてないし…炭治郎くん、生きてるかな……



「た、ただいーー」

「お姉さんっ!!」


また、ぎゅっと抱き締められた。朝よりも力強く。





「……帰ってこないかと、思いました…俺が、迷惑ばかりかけてるから……」

「……ごめんね。残業、断りきれなくて…」

「じゃあ、会社辞めてください。…お姉さんが、俺の時代に来てくれるなら、俺が養ってあげられるのに…」

炭治郎くんは、ぼそりと呟いた。


「え、何?もう一回…」



今度は、苦しくなるくらいぎゅううと抱き締められて…






「……お姉さんが帰ってきて、よかった」

「…帰ってくるよ、いつも。明日もね。…さ、お腹空いたよね?ご飯食べよ」

「あの、実は…台所借りて、作ってみたんですけど……」

「え、ご飯?本当?」

…確かに、言われてみればとってもいい匂いがする。





そして、目の前にはとっても美味しそうな料理が並んでいる!


「これ、本当に炭治郎くんが作ったの…」

「あの、口に合うか分かりませんが…どうぞ!」








案の定、すごく美味しかった。(私が作るよりも…)


え、なにこれ。ただのスパダリじゃん。



*

いつかめ→←◯



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くらげ(プロフ) - もちさん» コメントありがとうございます!続編、書くことにしました!拙い文だとは思いますが、是非… (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ぽさん» コメントありがとうございます!炭治郎目線の話、書いてみようかと……よろしくお願いします。 (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 友鏡さん» コメントありがとうございます!続編作ってみました…!よろしくお願いします! (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
もち - あの、この続編書いていただけn(殴 (2020年1月6日 0時) (レス) id: cd1b07e792 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです!炭次郎目線のお話も書いて欲しいです…無理せず、自分のペースで頑張ってください!応援してます!! (2020年1月4日 21時) (レス) id: cd196ace40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ | 作成日時:2019年12月27日 22時

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