みっかめ ページ3
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今日は日曜日。
取り敢えず、炭治郎くんの服を買わないといけないなと思う。だって、いつまでもジャージを着せるわけにはいかないし。でも、買いに外に行くための服も必要で…ああもう、ジャージで連れて行っていいかな。
「炭治郎くん、服を買いに行こうか」
「!はい、行きましょう!…へへ、嬉しいなぁ」
「え?何が?そんなに服欲しかったの?」
「違います、お姉さんと一緒に出かけられることが嬉しいんです!こんなこと、前は…」
「?さ、そんな格好で申し訳ないけど、家を出なきゃ買えないからね。れっつごー」
「れ、つごー!!」
大型ショッピングモールに来てみた。たくさん店もあるし、いいのを買えるかな。
ーーここで私、気づきました。
炭治郎くん、とてつもなく顔が良い!!!
ダサジャージを着ているのに、それすらも様になっているように感じてしまうくらいには!!
ああ、皆の目線を感じる…ごめんなさいね、横にいるのがこんな女で…彼女でもなんでもないからね…
「お姉さん、疲れてますか?」
「…え、何で?」
「いえ…なんか、疲れたような匂いがして…」
「えっ、ごめん、もしかして臭い?」
「そういう訳では!…俺がいるからですかね…すいません、お金まで払ってもらうことになって…」
「いいのよ、私も社会人だし。そのくらいのお金は持ってますー」
ふらっと入った店。そしてそこでも炭治郎くんの顔の良さを思い知る。
この少年…
何 を 着 せ て も 似 合 う ! ! !
なんといってもまずスタイルがいいので、似合わないものがない。…え、私、こんな人と一緒に住んでる?もうそろそろ殺されそうだけど??
色んな店を回って、パジャマやら下着やらなんやらも全部買い揃えて。
「つっっかれたねー、流石に……」
「俺は大丈夫ですよ!おぶって帰りましょうか?」
「いや、電車だし…目立つし…」
「そ、そうですか…」
あきらかにしょんぼりする炭治郎くん。それほど?そんなにおんぶしたかったの?
あ、アイス屋さんあるじゃん。食べたいなあ、でも、炭治郎くんこういうの食べれるのかな…あんまり好き嫌いはないようだけど…
「ん、お姉さん、あのお店が気になるんですか?」
「……いやいやいや、なんで分かるのよ」
「そんな匂いがしました!」
「その謎の匂い理論は何なの…?」
「俺は鼻が利くので!」
こういうところも、ちょっとイケメン感するのズルいよねえ。
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くらげ(プロフ) - もちさん» コメントありがとうございます!続編、書くことにしました!拙い文だとは思いますが、是非… (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ぽさん» コメントありがとうございます!炭治郎目線の話、書いてみようかと……よろしくお願いします。 (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 友鏡さん» コメントありがとうございます!続編作ってみました…!よろしくお願いします! (2020年1月6日 8時) (レス) id: f0dc91b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
もち - あの、この続編書いていただけn(殴 (2020年1月6日 0時) (レス) id: cd1b07e792 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 面白かったです!炭次郎目線のお話も書いて欲しいです…無理せず、自分のペースで頑張ってください!応援してます!! (2020年1月4日 21時) (レス) id: cd196ace40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ | 作成日時:2019年12月27日 22時