続・愛してる-donghae-2 (ページ20)

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無意識のうちに反応してしまい、体がビクッとなってしまった。

「A？」

「ごめんね。電話の電源を切っちゃうね。」

ドンへの腕のなかをすり抜けると、カバンの中の電話を取り出した。

新着メール6件

ディスプレイにはこう書いてあった。

「大事な用件かもしれないんだから、確認しないの？」

いつの間にか後ろにいたドンへが言った。

「平気。きっとショップとかのメールだよ。」

「A、一人で抱え込まないで、話してよ。」

私が電源を落とそうとすると、その手をつかまれた。

「A」

いつもより強めの言い方で名前を呼ばれた。

「…」

「本当はこんなこと嫌なんだけど、見せて。」

ドンへが私の手から電話を取り上げた。

「見るからね」

そう言うと、メール画面を開いた。

受信ボックスにはぎっしりと、荻野さんからのメールが未読のまま残っていた。

ドンへは一番上にあるメールを開くと、黙って読み出した。

「A。これって…」

「ドンへ…話すから、座ろう」

私は今まであったことを話すことにした。