2人だけの特別な部屋 ページ8
-ドンヘside-
＊＊＊
その日の全てのレッスンが終わった。
時刻は21時。
皆は支度をすると次々と事務所を後にしていく。
その中で唯1人、ソファに座ってスマホを いじっている女性が居る。
絵里「あれー？A、帰ら無いの？」
A「うん、ちょっと用事が あって」
淡いピンクとホワイトのストライプ柄のカバーに、真っ赤なリボンのチャームのイヤホンジャック。
これがAのスマホか。覚えておこ。
一体その画面には何が映っているのだろう。
ゲーム画面？漫画？
もしチャット画面だったら……
しかし そんなことよりも、きちんと俺の言うことを聞いてくれたことの方が、俺にとっては存在が大きくて。
お利口さんだね、A。俺 物分りの良い子だぁいすき。
「お疲れ様でーす」
最後の1人が出て行った。
Aがスマホを鞄に仕舞い、俺の元へと寄る。
A「ドンヘ先輩、何か あったんですか？」
A「その…あの、いきなり呼び出されたので…私 何か、知らないうちに 遣らかしてましたか？…」
俺の ほんの少しの沈黙にAが動揺する。
可愛過ぎるし、馬鹿。
DH「そんなんじゃ無いよ、ちょっと来て」
俺はAの手を取ると その場から出た。
この場所じゃ、忘れ物をしたメンバーが入って来るとか、スタッフが何かの確認で入って来るとか、そのような危険性がある。
俺は知ってる。この事務所には、誰も使ってい無い、何も置いてい無い、俺達の愛を確かめ合い、育む為に打って付けの場所が あることを。
俺は その場所へとAを誘った。
重い扉を開くと、真っ暗な闇が そこに あった。
A「あの…先輩、ここ どこですか…？」
DH「良いから。」
俺は扉を閉めるとAを壁へと押し寄せた。
A「ちょっ…っ先輩？」
DH「ねぇA…そろそろ教えてよ」
A「な、何を ですか…？」
Aの首筋に顔を埋める。
DH「…お前の愛だよ。」
A「あ…い…？」
Aは まるで きょとんとしている口調だった。
DH「ねぇ…俺のこと好きでしょ？」
「っえ…」
顔を近付ける。
DH「俺は お前が大好きだよ…？お前だって そうでしょ…？ねぇ」
唇を合わせようとした時、胸を突かれた。
「や、辞めて下さい……」
そう言うとAは、走って この部屋から去って行った。
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ジェジュチャミ(プロフ) - チョラさん» ドンへってすごいね。本物のドンへは嫉妬深そうだな。 (2014年9月4日 0時) (
レス) id: f9822be3d2 (このIDを非表示/違反報告)
チョラ(プロフ) - ジェジュチャミさん» ジェジュチャミさん＊コメントありがとうございます！本当に そうだったら、妬かずには いられ無いですね… ^^; (笑) (2014年8月30日 20時) (レス) id: e188ff00b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジェジュチャミ(プロフ) - ドンへって彼女いたらこういうことしそうじゃない？ (2014年8月27日 0時) (レス) id: f9822be3d2 (このIDを非表示/違反報告)
チョラ(プロフ) - 奈美さん» 奈美さん＊コメントありがとうございます！私なんかの小説が、束縛の魅力を伝えられて光栄です m(_ _)m 本来あまり良いものでは ありませんが、この小説には きちんと “愛”が含まれています… (2014年8月25日 11時) (レス) id: e188ff00b1 (このIDを非表示/違反報告)
チョラ(プロフ) - リジェさん» リジェちゃん＊ありがとう！この小説も内容的に ちょっと危ないから、更新は のんびりすることにしてるよ (^^;; 待ってくれている方々の為にも、頑張らなきゃ！(｀･ω･´) (2014年8月25日 11時) (レス) id: e188ff00b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョラ | 作成日時：2012年5月14日 20時
