始まり ページ7
-ドンヘside-
＊＊＊
ダンスレッスンが終わると俺は真っ先にAの元へと寄る。
ハイレベルなダンスを何時間も踊り続けたAの頬は赤らんでいて、少し息が切れていた。
そんなAが愛おしくて、愛おしくて。
初々しさが ひしひしと伝わって来て、俺の心を擽らせる。
嗚呼、A、可愛いよ。
水の入ったペットボトルを口に咥える。Aとキスをしているペットボトルの口と、体内に入っていく水が羨ましくて苛々する。
DH「A、お疲れ」
A「あ、ドンヘ先輩！お疲れ様です！」
とびっきりの笑顔を振り撒き、頭を ぺこりと下げる。
もう力の尽きるまで抱き締めて、熱い熱いキスが したい。
DH「ダンス中々 上手だったよ」
A「ありがとうございます！もっと上手くなれるように頑張ります!!!」
Aがガッツポーズを してみせる。
俺は いつまで我慢してれば良い？
RW「A〜！」
遠くから、Aの名を呼ぶ声が聞こえた。
不意に舌打ちをする。
また お前か…
お前は どこまで俺達の邪魔を すれば気が済むの？
ただでさえ、お前の所為でAとの愛を育めて無いのに。
お前の所為で、お前の所為で…
RW「パートナー同士が踊るところの確認をしたいんだけど、今ちょっと良いかな？」
A「はい！大丈夫です！」
ねえ、その笑顔
さっき俺にくれた その笑顔
どうして、どうして平等に分け合うの。
俺は いつだってAにしか微笑んでい無いのに。
ずるいよ…
また悲しみに打ちひしがれていると、Aが離れてく。
辞めて、辞めて、行か無いで！…
DH「A！」
咄嗟に呼んだ。
離れていってほしく無かった。
「ここに居て」
本当は そう言いたい。
でも ごめんね。
お前が振り向いた瞬間、俺の中から何かが猛烈なスピードで湧き出した。
縛りたい縛りたい縛りたい縛りたい縛りたい…
欲が止めど無く溢れる。
甘えて
泣いて
縋って
苦しんで
依存して
狂って
愛して
DH「…今日のレッスン終わったら俺んとこ来て」
A、良い加減 教えて。
お前の愛、俺に見せ付けて。
俺も たぁんと見せ付けてあげる。
其れ迄は解放してあげるよ。
でももう二度と返さ無い。
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ジェジュチャミ(プロフ) - チョラさん» ドンへってすごいね。本物のドンへは嫉妬深そうだな。 (2014年9月4日 0時) (
レス) id: f9822be3d2 (このIDを非表示/違反報告)
チョラ(プロフ) - ジェジュチャミさん» ジェジュチャミさん＊コメントありがとうございます！本当に そうだったら、妬かずには いられ無いですね… ^^; (笑) (2014年8月30日 20時) (レス) id: e188ff00b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジェジュチャミ(プロフ) - ドンへって彼女いたらこういうことしそうじゃない？ (2014年8月27日 0時) (レス) id: f9822be3d2 (このIDを非表示/違反報告)
チョラ(プロフ) - 奈美さん» 奈美さん＊コメントありがとうございます！私なんかの小説が、束縛の魅力を伝えられて光栄です m(_ _)m 本来あまり良いものでは ありませんが、この小説には きちんと “愛”が含まれています… (2014年8月25日 11時) (レス) id: e188ff00b1 (このIDを非表示/違反報告)
チョラ(プロフ) - リジェさん» リジェちゃん＊ありがとう！この小説も内容的に ちょっと危ないから、更新は のんびりすることにしてるよ (^^;; 待ってくれている方々の為にも、頑張らなきゃ！(｀･ω･´) (2014年8月25日 11時) (レス) id: e188ff00b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョラ | 作成日時：2012年5月14日 20時
