恋の音＜3＞

ｶﾑﾊﾞｯｸ【EH】 ページ9

暴行事件から3ヵ月。


痛々しかった顔の傷も薄くなり、いよいよ迎えたﾄﾞﾝﾍのｶﾑﾊﾞｯｸｽﾃｰｼﾞ。



EH『大丈夫か?体なまってんじゃないの?笑』


DH『大丈夫だよ、ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞは欠かしてない。』



今日のｽﾃｰｼﾞにはAも呼んでいる。


久々のｽﾃｰｼﾞにﾌｧﾝも大勢駆けつけている。


ﾄﾞﾝﾍも気合い満々だし、きっといいｽﾃｰｼﾞになるだろうけど…



一つだけ、心配なことがあった。



ｼﾞﾆが、今日の司会者だってこと。




Aは一応、ﾒｶﾞﾈと帽子をかぶっているけど…


大丈夫だよな…?




ｽﾀｯﾌ『SUPERJUNIORのみなさん、準備してください』


LT『はーい』


DH『っしゃあー!!』


RW『ﾄﾞﾝﾍﾋｮﾝ、襟立ってるよ〜』


HC『ったく…。笑』




〜〜




ｼﾞﾆ『今日の1位候補、注目のｸﾞﾙｰﾌﾟはSUPERJUNIORです!!!』


LT『ﾊﾅ･ﾄｩﾙ･ｾｯ!!!』


『『ｱﾆｮﾊｾﾖ〜SUPERJUNIORｲﾑﾆﾀﾞ〜』』


LT『ｳﾘﾇﾝｽﾎﾟｼﾞｭﾆ!!』


『『ｵｴﾖ!!!』』



ｼﾞﾆ『さっ、SUPERJUNIORのみなさんの中に今日復帰したﾒﾝﾊﾞｰがいますね?』


LT『はい、ﾄﾞﾝﾍが体調不良でお休みをもらっていました。』



DH『3ヵ月間ﾌｧﾝのみなさんに心配とご迷惑おかけしてすみませんでした。

　 今日のｽﾃｰｼﾞ精一杯頑張りま〜す!!!』



ﾄﾞﾝﾍがｺﾒﾝﾄをするとﾜｯと湧き上がる歓声。


Aも後ろのほうの席で静かに拍手を送っているのが見えた。



ｼﾞﾆ『それではSUPERJUNIORのみなさんｽﾀﾝﾊﾞｲお願いします〜』



照明が落ちて音楽がかかると、ﾄﾞﾝﾍは久々のｽﾃｰｼﾞを素直に楽しんでいた。


いつも以上にｱﾚﾝｼﾞを効かせて踊るﾄﾞﾝﾍを、ﾒﾝﾊﾞｰも微笑ましく見ていた。

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