恋の音＜3＞

前触れ【EH】 ページ41

EH『なぁ、この前買ったTｼｬﾂしらない?』



RW『え?あの白いやつですか?』



EH『そうそう、ないんだけど…』



RW『あれ、この前洗濯したんだけど…どこ行ったのかな。』




"ｶﾞﾁｬ―"




DH『ふぁ…おはよ、』



EH『なぁ、ﾄﾞﾝﾍ俺のTｼｬﾂ…って、あぁっ!!!』



RW『あ、』



DH『…ん?』





起きてきたﾄﾞﾝﾍの着ているTｼｬﾂは、



まさに今探していた俺のTｼｬﾂ。




このｱﾎ、ﾊﾟｼﾞｬﾏにしてやがった。




EH『おまっ…ふざけんなよ馬鹿!それ高かったんだぞ!』



DH『あ、これﾋｮｸのだったの?』



EH『そうだよ!俺がこの前買ったの!!』



RW『まぁまぁ、ﾋｮｸﾋｮﾝ落ち着いて…』



EH『今すぐ返せ!!お前が着ると肩のとこ伸びるんだよ〜!!!』



DH『わかったわかった…』





"仕方がない"というような顔をして着ていたTｼｬﾂを脱ぎ始めたﾄﾞﾝﾍ。




すると、ｺｰﾋｰを飲んでいたﾋﾁｮﾙﾋｮﾝがﾄﾞﾝﾍを見て笑った。


　
　


HC『ﾄﾞﾝﾍ、昨日はずいぶん楽しんだみたいだな?kk』



DH『え?』



EH『あっ…お前、それ…。』



DH『…あっ。』



　

鍛えられたﾄﾞﾝﾍの体に、赤い痕が数ヶ所。




…そういえば、昨日ﾄﾞﾝﾍ帰ってくるの遅かったっけ。





DH『あ、これは…汗』



SM『Aも大人しい顔して意外と積極的なのかな?kk』



HC『どうなんだ?彼氏さん。k』



DH『や、やめてよﾋｮﾝ。』




RW『朝から鼻の下伸ばしてないで早く着替えてﾋｮﾝ。』



DH『す、すいません…苦笑』





Aとﾄﾞﾝﾍは相変わらずのﾗﾌﾞﾗﾌﾞっぷり。



2人ともﾃﾞﾚﾃﾞﾚ、というよりは…





DH『ﾔー、、会いたくなっちゃったな。』ﾎﾞｿ





ﾄﾞﾝﾍがAにべったり。





いつも携帯の待ち受けを愛おしそうに指で撫でて…




ﾒｰﾙがくると、一瞬嬉しそうな顔をして



相手がAじゃないと眉毛を八の字にする。




ﾊﾞﾗｴﾃｨｰでAについて聞かれた時も、



本当は答えちゃいけないのにﾆﾔﾆﾔしちゃってさ。笑





Aがいるだけでこんなに明るくなってさ、



ﾄﾞﾝﾍにとってどれだけ彼女の存在が大きいのか…





EH『ﾄﾞーﾝﾍ。』



DH『ん?』



EH『仕事、いくぞ。』



DH『…おう!』






愛する人がいると、強くなれる。





だけど、時にそれは



弱みになる。





傍にある幸せはいつでも触れることができて



いつでも簡単に壊れてしまう。

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