日向、影山＊予約 ページ25
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・日向翔陽、影山飛雄のやきもち
・リクエストは名無しのごんべい様より
……………
部活終わりの帰り道
二月も暮れだがまだまだ寒い
「おい待て日向ボゲェ！！」
「無理に決まってんだろ！！」
だというのに
あの二人はほんと、いつでもどこでも元気いっぱい
お腹が空いて家までもたないので、何か買うと言って売店に寄った日向と影山
それを店の前で待ってたら、例の騒ぎ声だ
「A！ ピザまんは好きか！？」
「肉まんの方が好きだよな！？」
店から戻る早さの競走でもしてたのだろうか
二人して、我先にと
私のもとへ駆け寄ってきたかと思えば、次は大きな声で私に詰め寄った
「うーんと、どっちも美味しいよね」
困ったように笑って答えれば、日向と影山は睨み合って火花を散らす
二人とも、そんなにピザまんと肉まんが好きなのか
とか思っていたら
「俺の肉まん、半分やる」
「あっ、俺が先に思い付いたのに！」
「うるせえ、早い者勝ちだ！」
「A！ 半分こなら俺としようぜ！」
ほかほかと湯気の立つ、買ったばかりのピザまんと肉まん、それぞれその半分が私に差し出されて
何度断っても聞かなくて仕方なく、どちらか一方を貰うのも喧嘩になりそうで、二つともを貰った
どっちも、熱くて、美味しい
「なあA！ 明日、朝練付き合って欲しいんだけど！」
三人並んでもぐもぐしてる中、日向が思い立ったように私に言った
もちろん私は断る理由もないので頷いて返事する
そしたら、今度は反対側にいた影山が
「A、明日の昼休みトスの練習手伝ってほしい」
と言うので、もちろんそれも了承したら
日向が不服そうな顔をして、それを影山が挑発的な目で見下ろして
あ、また言い合いになる予感
「A！ この先一週間の朝練予約する！」
「よ、予約？」
「なら俺は昼休みを一ヶ月予約だ！」
「いや、それは、」
「じゃあ俺はAと毎日帰る予約！」
「それを予約するのは俺だ！」
ほら、言わんこっちゃない
こうなったらもう、私が日向だと言おうと影山だと言おうと、はたまた放ったらかしにしようとも
二人の気が済むまで言い合わないと静まらないのだ
「うーん、一緒に帰るのはともかく、朝練や昼練は他の部員や先輩との都合もあるからね…？」
私を挟んで言い争う二人
これが三年続くのだろうかと思いつつ、宥めながら歩く帰り道だった
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レス) id: 0be6243c60 (このIDを非表示/違反報告)
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林檎(プロフ) - もう皆の嫉妬めっちゃ可愛いです！！あと、リクエストなんですけど牛島さんとかで無意識に嫉妬とかどうですかね？ (2019年5月30日 19時) (レス) id: 45f25e106d (このIDを非表示/違反報告)
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