桃井タロウと縁が出来る ページ2
目があっただけで縁が出来てしまったようで、真剣な眼差しに心臓の鼓動が早くなるのを感じた。
彼はシロクマ宅配便の桃井タロウ。
私は荷物を受け取り、サインを手渡した。
「どうした、あんた浮かない顔をしているな?」
「えっ…。どうしてわかるんですか?」
突然、心を見透かされたようでドキッとする。
「俺は何でもわかる。悩み事があるなら言ってみろ。」
「……。実は先日、会社をクビになってしまって。」
なんで初対面の人にこんなこと話してるんだろう私。
「そうだったのか。あんた、名前は何て言うんだ?」
「えっと私は、Aといいます。」
タロウは一秒間ほど考えるとにっこりと笑顔を見せた。
「よし!A。
俺がシロクマ宅配便で面倒見てやる。
明日からうちに来い。」
どんと来いと言わんばかりに私の肩をつかむタロウ。
「?!!!?!」
いやいやいや
コレってまさかのダブルワーク。どうしよう。そんなに働けるか私。
「マスター…?!」
一部始終を聴いていたマスターが静かに口を開いた。
「いいよ。」
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美香 - すごく面白かったー (2023年3月1日 18時) (レス) id: d80930cc04 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン - お願いします>_< (2023年2月23日 6時) (レス) id: 8226e604cb (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン - お話を読んでみました! できれば続きみたいですす (2023年2月21日 18時) (レス) id: 8226e604cb (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - 楽しみにしています(^-^) (2023年2月18日 9時) (レス) id: 8226e604cb (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - りいさん» ジロウがメロンセンベエ食べたら絶対可愛いですよね(確信)!!!更新お疲れ様です、続き楽しみにしてます✨ (2022年7月2日 17時) (レス) @page5 id: e053f66a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どんどん | 作成日時:2022年5月11日 0時