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崇裕side
崇裕「では、みなさ〜ん。順番に並んでください」
俺の掛け声とともに子ども達が一列に並ぶ。
今日は5人やねんけど、多い時は10人くらい。
1人1人順番に胸の音を聴いていく。
子どもはしんどくても自分で気づかへんことがあるから、少しの雑音も逃さんように慎重に…
次は望の番。
「望は？しんどいとこない？」
望「おれ、しんどくないで！あんな〜はまちゃん！おれな、さっき積み木でな、一番高くつんだんやで！すごない？？あきとにも勝ってんで！」
「そうなん？すごいやんか！でもちょっとだけおしゃべりさんストップしといてくれへん？」
望はいつも聞いて聞いて！って言わんばかりに沢山おしゃべりしてくれる。
もちろんその話を聞いてあげたいんやけど、今は心臓の音が優先。
なんかな〜時々、望のお尻にシッポが見えんねん。
一生懸命シッポを振ってる感じがたまらなく可愛いくていっつもメロメロや。
「はい、ええよ、望はおしまい。最後はAやね。しんどくない？」
Aはいつも最後に照史が抱っこして並んでる。
照史「今日はご飯半分食べれてん。頑張って薬も飲んだんやもんな〜？」
Aは小さく頷くだけ。でも頑張ったな〜って頭を撫でてやるとニコッてしてくれる。
「ほな、もしもしさせてな〜？」
うーん…体調はよさそうやねんけど、ちょっとだけ雑音が聴こえてるな…
Aの体は天気に左右されることが多い。
今日は午後から雨予報やし、悪化せんこと願うしかないな…
「照史〜大丈夫やとは思うけど、ちょっと心音怪しいから、気つけてみといてくれる？」
照史「おん、分かった。怪しいと思ったらすぐ連絡するな？」
照史はほんまに信用して子ども達を任せられる。
最初は看護師として就職したんやけど、ここの院内学級が新しくなるって決まったときに、子どもを笑顔にさせたいって言うてコース転換してん。
そのタイミングで敬語も辞めさせた。
お互い仕事終わりに飲みに行ったりもするし、気があうし、何より一緒におったら楽しいねん。
看護師も合ってたけど、こっちも照史にしかできないと思う。ほんま尊敬しとる。
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くまくま(プロフ) - 美紀さん» 美紀さま。嬉しいお言葉ありがとうございます（ ; ; ）励みに引き続き頑張ります！ (2019年8月19日 18時) (
レス) id: ae7ce56ee3 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - WEST大好きで緑と青とピンク色寄りのオールジャス民です最高です (2019年8月19日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまくま | 作成日時：2019年8月15日 21時
