黒尾鉄朗×夜久衛輔×アムカ ページ31
時刻は19時半
18時半に練習が終わり、そこから自主練を始め、ぶっ通し1時間動き続ける
19時半ともなると、既に帰ったやつも多く、残っていたやつらも片付けを始めていた
俺は何本打っても納得がいかず、ひたすらボールを打ち続けた
『...クソｯｯ』
周りに人がいないことを確認して、ボールを地面に叩きつける
大きく跳ねたボールは、そのまま入口まで転がっていく
「...オーバーワークだぞ」
すでに着替えていた夜久が、ボールを拾いながら言った
『ほっとけ』
夜久と目も合わせずにボールを拾う
夜久「なぁA、がむしゃらにやればいいってもんでもねぇぞ」
『俺はお前とは違うんだよ！
センスねぇから、人の倍やるしかないだろ！！』
違う、夜久に当たっても意味がない
こんなこと言いたいわけじゃない
押し黙る夜久を見て、胸が痛くなった
『顔、洗ってくる』
顔を洗い、頭を冷やす
切れた息も整い、さっきよりも頭がスッキリしている
ポケットからカッターを出し、二の腕に二本の線を引く
これは自分への戒めだ
苦しい、辞めたいと思った時に踏ん張らなければいけない
「なーにやってんの」
不意にした声に振り返り、咄嗟にカッターを自分の後ろに隠す
『黒尾、』
扉に手をついてこちらを眺める黒尾
後ろには夜久もいる
『関係ない』
黒尾「いーや、あるね」
黒尾を押し退け出ようとするも、腕を掴まれる
『...ｯｯ』
黒尾「これはなに？」
『戒めだよ
苦しい時に踏ん張れないような奴は使えないからな』
黒尾「はぁ、お前は本当にバカだよなぁ」
やれやれといった表情を浮かべる
夜久「すぐそうやって独りで溜め込もうとする
俺たちがそんなこと思うと思ってんの？」
黒尾「もっと俺たちのこと信じてくれてもいいんじゃない？
俺ら何年の付き合いよ」
俺は、こいつらに酷いことをした
一方的に突き放した
それでも、離れてくれないっていうのかよ
『ｯｯ...たった、二年ちょっとだろｯｯ』
黒尾を小突く手に力が入らない
黒尾「マジレスすんなよな」
夜久「ほら！お前も早く着替えて帰んぞ」
『おん、ありがとう二人とも』
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陽奈(プロフ) - 最近特に何かアクションがある訳じゃないのに病み気味でこーゆー作品ばっかり読んでるけどこのシリーズがダントツで最高です🥹毎日の生きがいになってます🥲辛い時はこれ見て元気出してるのでホントに感謝しかないです!! (5月16日 7時) (
レス) @page23 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
リココナッツ - りありてぃあさん» 上手く書けるか分かりませんが、頑張ります！笑 (2021年10月18日 0時) (レス) id: cd4473055a (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 縁下書いて頂きありがとうございます！ (2021年9月30日 1時) (レス) id: 5b8c188196 (このIDを非表示/違反報告)
りありてぃあ - 菅さんと旭、影山で、拒食症お願いします！部員から他のマネより太ってると悪口を言われて、、、的な感じでお願いします！できれば夢主に甘めがいいですれいつも更新楽しみにさせてもらってます！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: 5d6c0c24ac (このIDを非表示/違反報告)
角名 狂(プロフ) - 有り難うございます！( ；∀；)これに毎回救われてるんです。本当に有り難うございます！ (2021年9月21日 21時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リココナッツ | 作成日時：2020年12月12日 23時
