踏めばコシが強くなる ページ6
A「ドンへくーん、いい加減機嫌直してよぉ！」
ドンへ「…やだっ」
ソファーの上で膝を抱えて拗ねてるドンへくん。
ドンへ「こんなの…こんなの…手作りでもなんでもないっ！」
テーブルの上に乗っかったうどんダネを膝抱えたまま指差すドンへくん。
A「手作りだよ！ホームベーカリーで作ったもん！」
ドンへ「違うっ！それはホームベーカリーのお陰であって俺が作ったもんじゃない！」
ドンへくんが手作りでうどんを作りたいと言うから嫁の私としては気を利かせて、困った時のクックパット♪さん頼みで、簡単に、しかも、手も汚さずに出来るレシピを見つけて手助けしたというのに、この始末。
あんたはうどん職人か！っつうの！
これでも十分じゃないの！
家で食べるならともかく
よそ様にあげるんだからさっ！
ドンへ「俺はちゃんと造る自信あったの！これでも名人級なんだ！」
初めて聞いたわ！
いったいどこでその称号貰ったのよ！
ドンへ「オンラインゲーム。うどん作り選手権で優勝したことだってあるんだぞっ！」
「・・・・・・・・」
A「…パボ」
ドンへ「パボっつった？！嫁として言ってはならぬ一言を？！」
だってそうじゃん！
ゲームで名人だからって本番で通用するかっつうの！
太鼓の達人で鬼クリしてる人が本物の和太鼓叩けるかっつうの！
考えたらわかるでしょうがっ！
↑と上記のことをまとめて言ってやりたかったがそこはこらえて打開策を考えた。
A「ねえ、ドンへくん。」
ドンへ「…なんだよっ」
A「知ってる？本当の名人の見せどころはね。こっからの【踏み】よ？」
海へ餌投入。
ドンへ「踏み？」
よーし、喰いついた。
A「そう。このタネをよーく足で踏んでコシを強くするの。でないと美味しいうどんは作れないのよ？」
ドンへ「踏んでコシを強くする…踏んでコシを強く…」
餌を物色中。
さあ、飲み込め！
かかれ！
ドンへ「そっか！こっからが俺の腕の見せ所ってことか！」
イェス！ＧＥＴぉぉ！！
A「そんじゃ、待っててね？今、ビニールを…」
ぐっちゃっ
ぐっちゃっ
ぐっちゃっ
ドンへ「よーし！踏んで踏んで踏みまくるぞーっ！！」
「・・・・・・」
ああ…
ドンへくんの素足が真っ白に染まっていく…
いいのかな…？
いいのかな？
これで…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 924人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
bubu(プロフ) - wakaさん» ドンヘくん着実に学んでいきますwww たまにやっちまうけどwww (2019年10月14日 23時) (
レス) id: 515c9b5816 (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - ひろ子さん» 嫁に弱いよ2人とも(笑) (2019年10月14日 23時) (レス) id: 515c9b5816 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - おっ！ドンヘ、気がついたwwwwwwwwwwwwwwww (2019年9月13日 1時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - wwwwwwwwwwwwドンヘかわいいwさぁ、美月ちゃんの作戦は成功するのかwwww (2019年8月12日 17時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
ひろ子(プロフ) - ドンちゃん負けちゃったね。ユノの抱き枕作らされて、可哀想に｡尻に敷かれてるのね｡頑張れ！ (2019年8月12日 13時) (レス) id: 96563d978c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：bubu
| 作者ホームページ：http://twitter.com/comububu
作成日時：2013年1月3日 23時
