四季遥と私の話。 (ページ7)

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「遥…次の試合も見に行きます！だから！…また、私にサッカーを教えて下さい」

遥はにこりと微笑んだ。

「おう」

じゃーな。
うん、またね。

次の試合は明後日…学校あるけど、スマホで観戦しちゃおっかな。ちょっとくらいバレない。バレたら…よし、全力でスマホを隠す！

「レナ！授業中スマホ見てた？」

うっ…由香にバレた。サッカーの試合見てたのよ、言わないでね…お願い、由香。マイフレンド！

「四季遥、かな？レナは湘南のファンだもんね」

…由香は将来探偵になるだろう。私は心からそう思う。
それから、私は由香に聞こえないように呟いた。

「でも、遥…チームメイトといまいち上手くいってないのかな。ちょっとチームワークが…」

心配だな。

湘南ブルーインパルスの練習場に忍び込んでみた。何か、声が聞こえる。

「おまえのせいだぞ！」

「センターバックがそんなこと言ってるから三部落ち候補なんて言われんだろ！」

遥と、センターバックの人…生島さん。争っているようだけど。すると。

「四季さんは見えないんです。左目が！」

言ってしまってかまわないの…？
君…駆君。