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吹っ切れたようにそう言い切ると、スマホを取り出す有岡くん
「ってことで、いのちゃんに連絡するから」
「っえ？ちょ、待ってよ有岡くん、まだ俺は」
___まだ俺は？何だ？この期に及んでまだ覚悟ができていない、と？ここまでしてくれた友人の想いも、まだ一途に想い続けてくれている大切な人の想いも無下にするつもりか？
もう、自分にも他人にも嘘をつき続けるのは、終わりにしよう
アイツのことだって、有岡くんはああ言ってくれたけどやっぱり、自分でケリをつけよう
____もう、逃げない
「…いや、伊野尾くんには俺がちゃんと、連絡する。だからさ、その…有岡くんにもちゃんと、踏ん切りつけて欲しいっていうか…いやこんな言い方、なんて言えばいいかわかんないんだけど」
「はは、うん。まー�睫擇呂修Δいε曚世茲福�…うん。わかった。ちゃんとするよ」
ニカッと笑う有岡くん
胸の奥がキリリと痛んだ。
同時に、覚悟が決まった。
‥
in side
全員での仕事が終わり、個人の仕事へ向かう道中
「やっぱ…なんか変だったよなー…」
「伊野尾さん、なんか言いました？」
「えっ!?あ…いや、今日の夕飯どうしよっかなーって、ハハ」
思ったことをつい口に出してしまった。危ない。
マネージャーにまるで例文のような誤魔化し方を…
流れる景色を見ながら、また思い出す
さっきの大ちゃんの様子が、どうにも気になっていた
『うん…ありがとう』
いや、普段通りだった気もするんだけど
…でもなんか、やっぱり少し変だったような気がする
何処がどう変だったと訊かれれば答えられないほどの、そういう、言うなれば『勘』ってやつで。
そうこう考えている内にロケ現場に到着し、あっという間に撮影が始まる
ロケに集中していたら、思ったよりも早く撮影が終わった
__大ちゃんと�睫據�何話してるんだろう
恋人と、元恋人。
まぁ、2人はそれ以前にただのメンバーなんだから、俺の事を話してるかもなんて思うのもおこがましいよな。
なんて考えながらスマホを開くと、大ちゃんから一件LINEが来ていた
"おつかれ。今から行っていい？"
送信時刻は30分ほど前で、いそいそと返信を打つ
"遅くなってごめんね。俺今おわったから、先行ってていいよ"
�睫擇汎櫃鵑任襪呂困覆里法⊃鑛�早いとは思うけど。
それならば早く帰ろうと、急いで帰り支度をした。
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musicmans5962(プロフ) - 大ちゃんが、いい人で、優しくて、めちゃくちゃ泣けました(；ω；)�睫擇気鵝∩瓩�いのちゃんに本当のこと言って、いのちゃんを幸せにしてあげて欲しい（ ; ; )これからも、更新楽しみにしてます。 (2020年7月10日 16時) (
レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
てり。(プロフ) - shootingstarhapさん» ありがとうございます！そんなふうに言っていただけて光栄です(;_;)宜しくお願い致します。 (2020年7月7日 11時) (レス) id: a8c386142d (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 読みました(^-^)それぞれの気持ちを思うと凄く辛いです…。どうか皆幸せになってほしいと願ってしまいます。感情移入して泣いてしまいました…。続き楽しみにしています(^-^) (2020年7月7日 6時) (レス) id: 841a63da71 (このIDを非表示/違反報告)
てり。(プロフ) - すみません本当に！！(T_T)嬉しすぎます、ありがとうございます…！ (2020年7月5日 1時) (レス) id: a8c386142d (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - わーてりさん！！海月待ってましたよ(T . T)嬉しいです。楽しみにしてます(＾ｰ^) (2020年7月4日 7時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てり。 | 作成日時：2019年1月5日 14時
