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ふと目を覚ます。
どうして今、こんな夢を見るのだろうか。
あれは5年前
俺と�睫擇�恋人になって初めてのクリスマスだ。
俺がもし他の誰かと出掛けてたり、買い物に行ってたらどうしたんだ。
まぁそもそもそんな相手はいなかったし、街に出ても寂しくなるだけだからずっと家に居ようと決めていたんだけれど。
クリスマスに恋人と過ごせないなんて俺は不幸者だー、なんて思っていたのが一転して、俺は世界一幸せだと確信したものだった。
歳をとればとるほど月日の流れは早いもので、もう今年のクリスマスも刻一刻と迫っていた。
憂鬱な気持ちでスマホを開くと、幾つかの通知の中にメンバーからのメールが一通。
『いのちゃん、今日ヒマ？良かったらまたご飯行かない？ 有岡』
律儀なその文章を見て微笑する。
だって、いつもは『いい所見つけたから飯行こ』みたいな雑な感じなのに。
この間珍しく�睫擇里海閥鮹圓辰燭�ら気遣ってくれてるのかな？
『いいよ、了解』
短く返信し、小さく欠伸をする。
この時期の布団から出るのは相当な気合が必要だ。
グイッ、と大きく転がってから反動で起き上がり、ぬくもりを失って凍える身体を擦りながら洗面所へ向かう。
歯を磨きながら、ぼーっと思い出すのはこの間の収録終わりのこと。
彼女からの着信に分かりやすく頬を緩ませ嬉しそうにやり取りをするその姿を、別れてからの2年間何度見て、その度に傷付いてきただろうか。
まぁそもそももう別れているのだから、こっちが勝手に傷付いているだけなのだが、それがさらに虚しい。
別れてからも�睫擇詫イ靴ぁ�
だが、恋人としての特別な優しさを知ってしまっただけあり、今のメンバーとしての優しさに未だに慣れず、自分でもどう振る舞えばいいか分からなくなってしまう。
�睫擇發修竜せ�ちは多少あるようで、俺達は前よりお互いを想えても、前よりぎこちなくなってしまった。
｢はぁぁ、もうやだ。｣
口をゆすぎ、一人暮らしなのをいい事にボリューム大きめの独り言を呟くとまたスマホのバイブが鳴る。
『おっけ！！じゃ、18時に迎えいくから！』
え、来るの
今まではそんなこと絶対しなかったのに。寧ろ俺が誘ってもずっとスマホ弄ってるし、迎えに来るなんてそんなこと絶対になかったのに。
『ありがとう☺』
疑問に思いながらも悪い気はしない。
早々に返信し、リビングへ戻る。
不思議と身体が少し軽くなった。
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musicmans5962(プロフ) - 大ちゃんが、いい人で、優しくて、めちゃくちゃ泣けました(；ω；)�睫擇気鵝∩瓩�いのちゃんに本当のこと言って、いのちゃんを幸せにしてあげて欲しい（ ; ; )これからも、更新楽しみにしてます。 (2020年7月10日 16時) (
レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
てり。(プロフ) - shootingstarhapさん» ありがとうございます！そんなふうに言っていただけて光栄です(;_;)宜しくお願い致します。 (2020年7月7日 11時) (レス) id: a8c386142d (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 読みました(^-^)それぞれの気持ちを思うと凄く辛いです…。どうか皆幸せになってほしいと願ってしまいます。感情移入して泣いてしまいました…。続き楽しみにしています(^-^) (2020年7月7日 6時) (レス) id: 841a63da71 (このIDを非表示/違反報告)
てり。(プロフ) - すみません本当に！！(T_T)嬉しすぎます、ありがとうございます…！ (2020年7月5日 1時) (レス) id: a8c386142d (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - わーてりさん！！海月待ってましたよ(T . T)嬉しいです。楽しみにしてます(＾ｰ^) (2020年7月4日 7時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てり。 | 作成日時：2019年1月5日 14時
